[nikomat 42617] Re: FUJINON L 1:2 5cm and auto 110

[SATO Yoshiyuki <satoysyk@nifty.ne.jp>]

丹後屋です

non@ever.sanda.gr.jp さん：

> > 暖簾の写真や、1/500の駒の左隅の明るい星はなんだろう？
> > 先幕のリボンが延びてしまって、
> > 先幕の停止位置が少し行き足りないのだろうか？
> > もしこれだとすると吊直さないと直らないです。
> 
> 先幕と後幕の重なっているところの先幕側が平らでないように見えます。

シャッター幕端の芯になり、同時に吊リボンが付く
いわゆる旗竿と呼ばれる板が平面状になってないんですね。。
これだと、先後幕の密着してない箇所から光が漏れます。
バルナックライカのシャッターと同じでしょうから、
チャージ後の位置で、後幕がレンズ側、先幕がフィルム側で重なり、
幕端の重なり部に出来る隙間は光が入り込む向きです。
画面縁にそってポツポツと星が見えるのは、これで納得です。

外殻から中を抜き出して、
応急的には旗竿を真っ直ぐに近づけることは可能だと思います。

そのとき、ついでに、
シャッタードラム部の先
幕のリボンが巻きつくプーリーと後幕本体が巻きつくドラムの隙間から
細いパイプ状の油差しでスピンドル油を少しさすとよいと思います。
                   軸

                   ||
                   ||
              |~~~~~~~~~~|   先幕リボン用プーリー
               ~~~~||~~~~  <-- ここに油差しのパイプを差し込み軸に注油
              |~~~~~~~~~~|
              |          |
              |          |   後幕本体用ドラム
              |          |
                    

油が軸に沿って下部のプーリー部にまで到達するまで
何度も巻上げレリーズを繰り返して馴染ませます。