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USBSPYDER08使用基板の製作
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Copyright(c) 2007 光永 法明
USBSPYDER08 を接続して使用する基板を作成します。部品表を表2-1-1に、基板上の部品の一覧を図2-1-1に示します。図2-1-2に回路図を、図2-1-3に実態配線図(写真)を示します。以下のように基板の作成、テスターによる確認、ソフトウェアの書き込みをしていきます。
1) 基板に部品を半田付けしていきます(図2-1-3)。万能基板を使うため、部品の取り付け位置がわかりにくいので、まずCN2, CN1を取り付け、それにあわせて、半固定抵抗(VR1)、抵抗(R1),をつけるといいでしょう。抵抗は縦に取り付けます。
2) 基板上のジャンパ(図2-1-3の青い線)をとりつけていきます。ジャンパには、部品の足か、鈴メッキ線を使います。7本あるので、確認します。
3) 半田面のジャンパ線をつけます(図2-1-4)。こちらは2本です。ビニール線を使います。黒い線が、プラス側の基板の配線とショートしない(くっつくかない)ように注意します。これで基板は完成です。
4) CdS にビニール線をとりつけます(図2-2-7)。CdS には極性がないので、ビニール線の色は気にしなくて構いません。
5)
基板と CdS, 電池ボックスを繋ぎます。CdS は、グラウンドと、CN2の8ピンと繋ぎます。電池ボックスは、グラウンドと CN1 の中央のピンに繋ぎます。
6)
ここまでの配線を確認します。テスターで、CN2の 5, 7ピン間の抵抗を測り、ショートしていないことを確認します。同様に、電池ボックスのプラスとマイナスの間で抵抗を測り、ショートしていないことを確認します。
7)
電池を入れ、テスターですばやく、CN1 の中央と右の間が電池の電圧になること(中央がプラスで、右がマイナス、電圧は電池の状態によるが 5-7V ぐらい)を確認します。
8)
基板と USBSPYDER08 を接続するケーブルを作ります(図2-1-6)。
9)
問題がなければ、CN2 と USBSPYDER08 をつなぎます(図2-1-7)。ケーブルの向きに注意します。
10)
ソフトウェアを書き込み、プログラムを実行します(3章)。
11)
半固定抵抗を調整し、CdS が感じる明るさが変化したときにサーボが反応するように調整します。左に回すと、敏感に、右に回すと鈍感になります。
表2-1-1 USBSPYDER
08を利用する場合の部品表
部品番号 |
部品名 |
メーカ |
型番/値 |
個数 |
R1 |
炭素皮膜抵抗 |
|
10kΩ |
1 |
VR1 |
半固定抵抗 |
|
10kΩ |
1 |
CdS1 |
CdS |
|
|
1 |
U1 |
USBSPYDER08 |
FreeScale |
USBSPYDER08 |
1 |
CN1 |
ヘッダピン |
|
1×3 |
1 |
CN2 |
ヘッダピン |
|
2×4 |
1 |
|
MIL角型ヘッダソケット |
|
2×4 |
2 |
|
フラットケーブル |
|
8芯 |
10cm |
|
電池ボックス |
|
単3×4用 |
1 |
|
ラジコンサーボ |
|
|
1 |
|
万能基板 |
サンハヤト |
ICB-86 |
1 |
|
ビニール線 |
|
|
50cm |
|
スズメッキ線 |
|
|
30cm |
|
熱収縮チューブ |
|
|
10cm |
図2-1-1
USBSPYDER08 使用基板の部品(鈴メッキ線などを除く)
図2-1-2 USBSPYDER08
使用基板の回路図
図2-1-3 USBSPYDER08
使用基板の実態配線図
図2-1-4 USBSPYDER08
使用基板の半田面の様子
図2-1-5 CdSと電池ボックスへの配線を繋ぐ
図2-1-7 基板とUSBSPYDER08, R/Cサーボを繋ぐ
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