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[nikomat:00314] Re: tell me about old Nikkor



佐藤@富士総合研究所です。

> たなべです。自己フォローをまた。
> 
> >>佐藤@富士総合研究所です。
> >>
> >>> たなべ@ぎけんです。
> >><<略>>
> >>
> >>> 先日古い資料の中に、ニッコールオートS 50/2の構成図を見つけました。なんと
> >>
> >>どんな資料でしょうか?よろしければ、名称と発行年度など教えて下さい。
> >
> >「現代カメラの事典」の1960年ごろのものです。
> 
> えー、これは「現代冩眞の事典」でした。
この名前の付け方からすると、日本カメラ社ですか?

> 
> >>ニッコールオートH 50/2のタイプについてはいかがでしょうか?
> >>私は、全長が異なる2本を持ってまして、
> >>短い方の距離環のローレットの幅が、長い方に較べて数ミリ薄い。
> >
> >こちらの方はわからないです。
> 
> 1. Sオートの中ではごく初期に絞りリングが長くて、マウントに被さるものが有った。
> 2. 53万代の途中まで9枚絞り
> 3. 58〜59万代にSオートの表示で実は6枚玉(Hオート)がある。
> 4. 60万代の直前からHオート表示になるが63万代で一旦この設計は終わる。
> 5. 742111から鏡胴が新しくなり(通称梅鉢)、新設計(らしい)のHオート
> になる。
>   この設計のままマルc、ニューまで続いた。
私の所有の、鏡筒の短い方は、66万台、長い方が88万台です。
66万台の絞り環は全周一様にローレット加工。
88万台の方は梅鉢型(だった、と思う。F2を手に入れた頃にAI加工)。
 5 により、中身も異なっていることになりますね。
家に帰って、注意深くもう一度眺めてみましょう。

> 
> ということらしいです。うーん、奥が深い。
まことに。

> 
> 
> 朝日ソノラマから新しいシリーズの双書が出ましたね。昔写真レンズの科学という
> 名前で出ていた、元ミノルタの小倉さんが書かれた本(名前忘れた)をみました。
> 素人向けにレンズの話がほとんどのレンズタイプについて書かれていておすすめです。
同時に、『ライカをなんとかかんとか』というのも出てました。こちらは、技術者の
回顧録といった雰囲気の本で、カメラの細部の話は少ない。

> ミノルタのレンズが中心ですが、他の重要なものについても言及されています。
> ニッコーる5.8cmF1.4の構成図も有りました。50/1.4と逆に前玉が2枚に
> 分割されていました。
これは、初期のズミクロン50F2の構成に影響された結果なのかしら?
第3群を分離すると同じになりますね。

構成とパワー配分というのは、設計者はどの時点で、『よし、これを追求しよう』
と決心するのだろう。現在のコンピュータ時代と違って、相当重要な決定だった
と思う。