[nikomat:04645] On screen for F3 with red dot

[SATO Yoshiyuki <sato@cyg.fuji-ric.co.jp>]

さとうです。

 #F3用赤ポチ付きスクリーンの話題です。

調べてきましたので報告いたします。
その前に、F3用の枠が、順方向（F3に使用する場合の方向）では
何故F/F2に入らないかについてです。
理由は単純でした。(F/F2用の)ファインダーについている3本のピン（前1本後2本）
に引っかかる鈎をおさえている板状の部品のカシメピンの頭が邪魔をしているの
でした。前後を逆にすると、F3用枠の出っぱりがカシメピンの頭に触れなくなります。
F/F2をお持ちの方はみてみてください。すぐ分かります。

露出倍数ですが、最近の明るいファインダーの通例に洩れず、開放値によって
異なることがわかりました。もともとボディ測光であるF3用であることから
本来の使い方からすれば、何の問題も生じないわけですが、
フォトミックファインダーで無理矢理使うと以下のようになります。
1.4（50mm)            +1
2   (50mmx2)          +1       *
2.5 (105mm)           +1
2.8 (24mm)            +5/6
3.5 (28-50,35-70)     +1/2     *
4   (20mm)             0

シャッター速度指標、絞り指標には中間値がないので5.6、1/250で固定したまま
ISO指標リングの方を回転させ、メーター針が適正を示す位置での、
旧スクリーン、赤ポチスクリーンでの各々の値の差を取りました。
メーター針が適正を指す位置というのがある程度の幅を持ってますので
使われる方は御自分のボディで良く調べて納得の上お使い下さい。

*のところは、それぞれ2本のレンズで示す値が違ってました。どうも周辺の
明るさの落ち方が違うのでそれが出たのではないかと思います。

それから、絞り込み測光をしてみるとF11辺りで赤ボチつきのほうが
また明るくなるようで、フォトミックファインダーで絞り込み測光には不適な
スクリーンなのかもしれません。

この辺りの特性を承知の上でお使い下さい。
前のメールで書いた通り、私はアイレベル、単独露出計の組み合わせで
使ってましたので、殆んど気にしてませんでした。