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[nikomat:05329] MTF(German v.s. Japanese lenses)
日浦@MHI/ 1日の出張から帰ってきたらメール100件とは!
#古谷野さんからお借りするPlanar100/2含めて馬込理論の実地検証
#を行いますので,Subject変えました。
#Z会の鍵にかけて,布教活動に専念するぞ〜。(やはり,除名か?)
Tamotsu KOYANO <koyano@bukko.bk.tsukuba.ac.jp> wrote:
>ドイツの代表格はZとLでしょうね(Vとかシュナイダーはおいといて)。
>両社とも光学顕微鏡を作っていまして、高解像度を誇っています。
>Lの顕微鏡の像のキレは実に見事でした。Zなんぞパンフォーカスというか、
>焦点深度が深いので有名だそうです。どちらもボケが云々、というイメージ
>じゃないです。
双眼鏡も被写界深度の深さが有名ですね。
>はて、高解像度で有名なビオゴンってボケはどんなでしょうか?
>解像度をギリギリあげてあるから、すごい2線ボケとか。 −>日浦さん@弟
そんなことはないです。収差が少ないレンズの理論通り,遠くの点光源が均一に
絞りの形(五角形)にぼけます。さすがに,微妙なアウトフォーカス部分では丸く
ぼけます。
この手のボケ方のレンズではありがちですが,色が濃いこともあって,油絵の
ようなこってりした背景になりがちです。
#手で触れるまで接近しないと,ほとんどぼけませんが。
解像度ですが,やはり馬込理論のご多分に漏れず,空間周波数でミリあたり
30〜50本までのコントラストが高いように思います。これが,視覚的に
すっきりはっきり感じる理由のようです。
絞ったほうが解像度が上がる傾向がありますので,球面収差などはある程度
残っているのでしょう。
では
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日浦 亮太
三菱重工業(株) 高砂研究所 機器・自動化装置研究室
Ryota HIURA
Machinery Labo, Takasago R&D center,
Mitsubishi Heavy Industries, LTD. Japan
email to hiura@trdc.mhi.co.jp