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[nikomat:05573] Re: hyouten'ka no keiken (F)
こやの@Fマウント計測中です。
>試料:スリック マスターデラックス
>冷媒:液化窒素
>温度:おそらく80K程度(約−190℃)
>
>全体を放り込むのはたいへんだから、足の先だけつっこんでみました。
>
>結果:ゴムの石突きが割れた(やばい! どうしよう!)。
ここで宣伝するのは良くないかもしれませんが、このスリックという三脚
メーカーは実に有り難い会社で、過去にこういうことがありました。
1)この会社がカーボン三脚を作ればジッツオよりも安くて良い物が出来
るんじゃないか、と思ってメールを書いたらすぐに返事が来た。
・検討したけど、原料が高いから安くは出来ない
・重さと強度のバランスを考えると、カーボンにしてもあまりメリットがない。
・***という製品があるんですけど、これとジッツオのカーボンと比べて
欲しい。アルミでも遜色ない物が出来ることがわかるでしょ?
しかも、1万円ちょっとです。
2)ワタシは28年前に買ったスリックの三脚がある。ゴムの石突きがボロボロに
なっているけど・・・・・と書いたら、
・過去の当社製品の部品は殆ど在庫があります。
・そのゴム足もちゃんとあります。
・郵送しますので、部品が届いたら代金と送料分の切手を送って頂戴
ということで、ちゃんと部品が届いて元気に使えるようになった。
3)今回の実験で死んでしまった石突きも、先ほどメール書いたら部品があるので
送ってくれる(この三脚とて昭和53年である)、とのこと。
こういう背景があるのでジッツオで試験しないでスリックでやったわけです。
部品の保有年数って10年ぐらいだろうと思っていたけど、良心的な会社も
あるんだなあ。もっともカメラと違って部品点数が少ないから、というのも
あるが。
28年も使った三脚が更に20年ぐらい使える。こんな経験すると、
次の三脚はスリックを選びたくなるなぁ。
古谷野 有@筑波大学低温センター
koyano@bk.tsukuba.ac.jp