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[nikomat:05786] Re: Camera Books for biginners
古谷野@仕事した です。
>「適切な露光とは」を考えるのに
>最もシステマティックに説明を与えてくれるのが
>アンセル=アダムスのゾーン・システムです。
>ゾーン・システムについて勉強するには
>「アンセル=アダムスの写真術 NEGATIVES」(岩崎美術社)もいいですが、
>訳がこなれていないし、お値段がチト高い。
カメラ、ネガティブ、プリント、各7千円でした。
知らずに3冊注文出して、取りに行ったら持ち合わせが足りなかった。
>ゾーン・システムについて書かれた書物は数あれど、
>大体が、露出計で測定した値を中心に
>3絞り絞った絞りから0.5絞りづつ絞りを開けて露光し…
>などいきなり実戦の解説から始めるものだから訳分からない。
写真工業の「ファインプリントテクニック」なんつうのはいかがでしょう
か。多人数で書いているから、同じ様なことがあっちこっちに書いてあっ
て、しかも統一がとれてないから面食らいますが、理工系(物理、数学、
機械、電気など)の人にはわかりやすいのではないでしょうか。ネガと
印画紙の特性曲線云々のあたり、三極管の特性曲線と増幅の話に何とな
く似ているし。
#物理屋には感覚的な説明よりもグラフや数字で出してもらった方が
#わかりやすいっす。僅かに質感のわかる黒、なんていうよりも濃度いくつと。
>わたしゃポジしか使わんもんという人も、
>一度ゾーン・システムを勉強してみることをお勧めします。
ポジのフィルムで、上記の0.5絞りで標準反射板を写す、をやって
特性曲線を書いてみるとポジは強烈にコントラストが強い、とい
うことを実感できますよ。
ポジ ネガ
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D * *
* *
* *
* *
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H H
自分の愛用のフィルムの特性曲線みると、0.3evで段階露出しないと
いけない理由がわかる。
古谷野 有@筑波大学低温センター
koyano@bk.tsukuba.ac.jp