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[nikomat:08212] Re: Mamiya TLR
宮崎@リコーです
9月上旬以降、一時期投稿したメールが戻ってくる状態になってしまい
ました。(配信は正常に行われていたので、話題にはついていけました)
先週末から何故か調子がよくなったようです(!?)
以下の元メールは伊勢丹の話題が盛んな頃に投稿しました(送信履歴を
見たら、9/8でした)。忘れた頃になっての配信です。
>残念ながら、持ってません。カメラ屋の店頭で触っただけです。
>#私が持っているTLR は YashicaMat だけです。
>宮崎さんは、お持ちなのでしょうか?
C330ProS(最終型)を生産終了時('94頭)に初めての中版カメラとして新
品購入しました。高校時代('80年前後ですが、既に当時でもシーラカンス
化していました)から欲しかったカメラでして、生産終了を知ってボディと
レンズ2本を購入しました(思えば実用以外でカメラを購入した始まりでし
た...全てはここから始まることに...)。
当初はコレクター的な興味は余りなく、「昔欲しかった」という事と、何
といっても「今後2度と登場しないであろう、レンズ交換2眼レフ」とい
う変なところに惹かれまして...ゲテモノと言えばゲテモノです。クセは
ありますが、機能的にはかなり面白い代物だと思います。
でこの後、MamiyaCシリーズにはどっぷりはまりまして...
何度も倒れました。
>Mamiya TLR は、寄れる、ブレ難い、音が静か、という特徴から
>生まれたての赤ちゃんの全身を撮影する のに向くのではないか
>と思っています。
うーんどうなんでしょう。
・寄れる、
寄れます。Mamiya得意の蛇腹繰り出しで、どのレンズでも46mm(だったか)
繰り出せて接写できます。Mamiyaという会社は昔から接写機能には力が入っ
ていた(少なくとも中版では)ようで、現行であるRBもRZ、昔有ったプレスも
接写機能やアクセサリーは充実していたように思います。
ただ二眼ですから寄れば寄るだけパララックスが発生します。それをほぼ
完璧に克服するのが、パラメンダー及びパラメンダー雲台というアクセサリー
で、三脚との間にセットしピントを合わせた後、下玉を上玉の位置にUPし
ます。当然三脚の使用が前提になってしまうのが欠点ですが。
ローライの二眼レフシリーズはアクセサリーが豊富ですが、このタイプの
視差補正装置はあるのでしょうか。
・ブレ難い、
ウエストレベルのファインダーなので普段は三脚使用が多く、余り感じてい
ません。元々ボディが重い上に、レンズシャッターですからショックは小さい
ようです。最近はもっと手持ちでバシバシ撮ろうと思っています。
・音が静か
レンズシャッターの音だけですから、6/7等と同様静かです。同じレンズ
シャッターでも巨大ミラーと遮光板が上がり、「バコン!」という音のする
RZ67に比べるととっても静か(当たり前か)。
また二眼ならではの利点としては、ブラックアウトのないファインダーで被
写体を追い続けられることです。昔は街の写真館にも多く入っていたそうで、
そのメリットの一つにブラックアウトしないファインダーで被写体を見れる
ので、瞬き写真(目つぶり写真)の確認が撮影時にし易かったとのことです。
赤ちゃん全身ぐらいだと、視差はどれくらいですかね。
交換レンズ群は暗いので、ストロボを使わないと標準以外は辛いですね。
>waist level finder で下向きに撮るのは簡単ではないですね。
どうなんでしょう、慣れれば問題ないと思います。流し撮りは面白いですよ、
被写体が左右逆に走っていきます。これも「慣れ」で克服したと言う記事を読
んだことがあります。アイレベルの35mmで、モータードライブでガンガン撮る
のもいいのですが、三脚の上にどっかと据え、方眼マットのウエストレベルファ
インダーを覗きながらじっくり撮るのも楽しいですよ。
>Mamiya 6 に CUアダプタを付けるのとMamiya TLR では
>どちらが使い易いでしょうかね??
Cシリーズの場合、三脚+パラメンダーが前提になると思います。使いやすさは
やっぱり6でしょうね。私自身は余り接写をしないので、持っていますけどパラ
メンダーは殆ど使ったことがありません。基本設計が古いレンズも多く、画質的
にはかなわないと思います。
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp