[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[nikomat:09133] Re: 暗室用具の中古屋
榎@物質研%透過電顕屋です。
At 20:41 97/10/09 +0900, Tamotsu KOYANO wrote:
> 古谷野でございます。白黒党の丹後屋の旦那がゾルキーかフェドを漁りに
> ロシアに行っているもんで私が・・・・。
....
> 大学の研究室で45の引伸機を見たことはありません。大きくて
> 69です。透過型電子顕微鏡のフィルムのサイズです。当然集散
> 光です。69以下の近代的引伸機(フォコマートIIを除く)で
> 散光式が作られ出したのはファインプリント、カラーネガの自家
> プリントが流行りだした比較的最近のことです。だから、大学の
> 研究室にはありません。同じ理由で、散光式を自宅に持っていて
> 持て余している人は滅多に居ないでしょうね。あと10年待てば・・・。
そうかなぁ?
透過電顕のフィルムサイズは、国際規格の奴で8.2×11.8cmです。で実際に
写るサイズは、7×10〜7.5×11cmくらいだから、69のネガキャリヤじゃ
全部写らない。だからと言って、真ん中の部分だけトリミングしようとし
ても、ネガキャリアにくっついているフィルムレールに邪魔されてうまく
挟めません。仕方なくガラス板に挟んで焼き付けるんだけど、周囲がケラ
れたり周辺光量が落ちたりして厄介。
だから昔から透過電顕をやってきた所には45の引伸機あるんじゃないの?
ちなみに、僕が使って{いた,いる}奴は、
Fuji S45 (名機 S69をふたまわり大きくした奴) とか
Dust M800 & M1200
です。(近代的引伸機じゃないけど)
普通の走査電顕とか、走査型透過電顕をSEMモードで使うのなら、フィルム
ホルダーは、マミヤプレスのホルダーを流用しているので、69の引伸機
で間に合うけどね。
# 高校時代に個人で買った Lucky 90M-S は、研究室に寄付来てきちゃった。
# 約20年経った今でも、全く変わらずに売られているのにはビックリ!
----------------------------------------------------------------
榎 浩 利 通産省工業技術院物質工学工業技術研究所
Hirotoshi Enoki E-mail : enoki@nimc.go.jp
----------------------------------------------------------------