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[nikomat:09327] Re: 55mm F1.2?



まごめ@快睡室です。

ひうら@きょうだいさん:

おひさしびり。
最後までまじめに読んだら自分の知識があやふやであることがわかりました。

>分かるぐらい強烈な非球面です。

>> 立体角を面積に正確に反映するようにしたんですね。
>> 気象観測の雲量測定かもしんないっす。
>
>「立体角を反映」というのは、ある意味で正しい表現なのですが、
>ちょっと誤解が発生しそうな気もするので補足。
>
>等立体角射影方式 = フィルム面上の面積が、視線方向の立体角に一致。
>OP(正射影方式) = 被写体側からフィルム面に平行な平面を見たとき、
>                   その平面の立体角がフィルム面上の面積に一致。
>                   Orthogonal Projection

これって、ディストーションで考えるとわかりやすそうです。
   無限遠からのレンズに入射する平行光線の角度をθとし、
   点像の像高(フィルム中心から像までの距離)をyとし、
      レンズの焦点距離をfとすると、

        普通の撮影レンズは、 y=fxtanθ  はみなさんご存知。
        では、等立体角射影方式では、
                              y=fxθ   コレがいわゆるエフシータレンズ。
        と思ったら、等距離射影方式なのね!

        OP(正射影方式)では、
                              y=fxsinθ  いわゆるエフサインレンズ。

        エフシータレンズ:角度にリニア:普通の魚眼?ではないのか?
                                最後の方で、等距離射影方式とある。
        エフサインレンズ:90度になるに従い、ちぢこまる。
                         微分するとcosだからね。

で、いいのかな?


>という違いがあります。
>
>後者は、丁度天球を縮小した半球を、フィルム面上に置いて、
>それを真上の遥か彼方から見た(正射影)ような絵になります。
>言い換えると、天球儀を遠くから超望遠で見た(正射影)感じと言いますか。
>つまり、OP では、画像のハシッコの方は極端に圧縮されます。

        エフサインθだ?
>
>日が真上から指すとぽかぽか暖かいのは、単位面積当たりに差し込む
>日光の量が多いからで、斜めから入射する夕方の光では、同じ強度でも
>単位面積当たりの光量は少ないので暖かくありません。これが反映される
>投影方式と言ってもいいかも知れません。

およ?
        常に太陽方向に垂直な面に入るエネルギはおなじだよね?
        真上からでも横からでも?
        この説明は大気の吸収だっす、と☆の人からいわれません?

>つまり、
>前者は、球に入射するエネルギーが面積に一致
>後者は、平面に入射するエネルギーが面積に一致
    水平面に  がただしい?
>
>というわけですね。
>
>Computer Graphics の概念でいえば、ラジオシティ法の入射光量の
>計算法が、そのまま OP-Fisheye で撮影した画像の平均輝度になります。
>
>ニコンには全周魚眼で前者の等立体角のタイプはなかったのでは
>ないかな?(全周魚眼は、等距離射影方式、つまり天頂からの
>角度が、フィルム中心からの距離に一致)
>16/2.8 が等立体角射影だそうです。

このディストーション式はどうなります?
>
>#ぎょぎょっと は、てきとー射影なんだろな

ですな!
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    馬込 伸貴 ∈ (株)ニコン 精機・開発推進室(大井です)
             magome@nikongw.nikon.co.jp ,  IFOS = nba3194
                          ext.7312-4281, tel.03-3773-1892, fax.03-3775-9042