[nikomat:09329] Re: 55mm F1.2?

[HIURA Shinsaku <shinsaku@vision.kuee.kyoto-u.ac.jp>]

ひうら＠きょうだいです。

まごめさん：
>         では、等立体角射影方式では、
>                  ｙ＝ｆｘθ　　　コレがいわゆるエフシータレンズ。
>         と思ったら、等距離射影方式なのね！

ですね。エフシータレンズです。シグマ光機とかでも扱っていますね。

ｆθレンズにはこういう外向きのやつ以外に、回転ミラーから放射される光を
等間隔に並べてくれるレンズ（レーザプリンタとかに使います）があったと
思います。つまり、内向きになっているといいますか。

>         OP（正射影方式）では、
>                  ｙ＝ｆｘｓｉｎθ　　いわゆるエフサインレンズ。

はいはい。

> >日が真上から指すとぽかぽか暖かいのは、単位面積当たりに差し込む
> >日光の量が多いからで、斜めから入射する夕方の光では、同じ強度でも
> >単位面積当たりの光量は少ないので暖かくありません。これが反映される
> >投影方式と言ってもいいかも知れません。
> 
> およ？
>         常に太陽方向に垂直な面に入るエネルギはおなじだよね？
>         真上からでも横からでも？

はいそうです。
ただし、日照というのは土地単位面積当りのものになりますので、
土地に入射するエネルギーという意味では f sin ですね。
農業とかだったらこっちが問題でしょう。
（立体的な建物は、となりの土地にまたさらに影を落す）

> >前者は、球に入射するエネルギーが面積に一致
> >後者は、平面に入射するエネルギーが面積に一致
> 　　　　水平面に　　がただしい？

はい、カメラを真上に向ければ。

ここでいう平面は「フィルムに平行な平面」というわけっすね。

別の見方をすれば、
等距離射影（fθ） ＝カメラから等距離にある球を撮影したとき、
                    フィルム上の球の像の放射方向の大きさは
                    一定
等立体角射影      ＝カメラから等距離にある球を撮影したとき、
                    フィルム上の球の像の面積は一定
正射影(OP: f sin）＝カメラから等距離にある球を撮影したとき、
                    フィルム上の球の面積は、球と同じ場所に
                    置いたフィルム面に平行な円盤（半径は球
                    と同じ）の見掛けの立体角に一致


> >ニコンには全周魚眼で前者の等立体角のタイプはなかったのでは
> >ないかな？（全周魚眼は、等距離射影方式、つまり天頂からの
> >角度が、フィルム中心からの距離に一致）
> >16/2.8 が等立体角射影だそうです。
> 
> このディストーション式はどうなります？

微積分ごりごりやらないと出そうにないですね。