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[nikomat:10826] Re: [Enlarger]TLR of Nikon



ひうら@きょうだいです。

まごめ@亀等維新軍さん:
> ところが、引き延ばし機や顕微鏡は独自の照明系をもち、透明に近い物体(ネガや
> 被検物)を通った光が印画紙や目玉やフィルムに結像されます。
> 一見、変わり無さそうですが、光の広がりが違ってきまして、・・・。

ここいらへんは究極の引き縮め機?やっておられるだけに、・・
ステッパーは波動光学的結像限界が支配的ですから、ちゃんと散光
しないとレンズの開口が生かせませんよね。

> しかし、引き延ばし機ではこの現象を押さえる光学系を持っていると思います。
> (簡単に言うと光源とネガの間に曇りガラスなどの散乱板がある)
> この照明系を適当に調整することで、印画紙に伝達するMTFを上げ下げ出来ます。
> 引き延ばし機でのMTF伝達になるべく細工がないようにしているでしょう。
> (未確認です)

これはいわゆる集光式とか散光式とか、集散光式と呼ばれているものなので
しょうか?(知らないです)

引き延ばし機の結像限界はおそらく幾何光学的限界ではないかなと思います。
ならば、(レンズの絞り or 光束を)絞るほど全体にレスポンスが向上する
ようなことになっているのではないかな、と思いますが、いかがでしょう。

顕微鏡ではまさに波動光学的限界が支配的ですから、散光は重要でしょうね。

スライドプロジェクターなどの投影系は、拡散板はありませんよね。
ですから、光源とフィルムの間にコリメータ(というか集光光学系)
があって、光がフィルム面を通して投影レンズの開口に向かうように
なっていますよね。これだと、光の無駄がないし、光が絞れれば
ある程度像が向上しますから。