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[nikomat:11061] Re: [OTF]



ひうら@きょうだいです。

> 光学は、高校のときの(物理は微分方程式からはじまると言うとんでもない
> 高校だった)物理の授業でやったのが最後なので、ほとんどホイヘンスの原理
> から出ることしかわかりません。で、
> 
> >ぼけの生成過程
> >o(x) = k(x) * o(x)  ( * はコンボリューション)  ---(1)

すみません、o(x) = k(x) * s(x) でした。

これは「簡単のために 1-D で」書いたので、実際には
o(x,y) = k(x,y) * s(x,y) とすべきですね。
x, y は画像面上の直行する座標軸。

k(x,y) を点拡がり関数(point spread function)と呼びます。
電気・通信工学でいうところのインパルス応答です。
恒星を撮影したときに、点に写って欲しいところが、滲んで拡がり、
ある面積を持ちます。これそのものに相当します。

> すいません。話の腰を折るようですが、OTF, MTF, PTF の定義を教えて下さい。
> みたところ、OTF は L^2(R^2) の Fourier変換のようですが、ここまでは合って
> いるでしょうか?

OTF は、点拡がり関数のフーリエ変換そのものです。
おっしゃる通り本来は2次元で考えます。
MTF はこれのゲイン成分、PTF は位相成分です。

OTF = optical transfer function
MTF = modulation transfer function
PTF = phase transfer function