[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[nikomat:12172] Re: [-yota]Sargado was Heisei-daikikin)




丹後屋柏店の旦那様:
>> まさか、丹後屋旦那、サルガドの”Workers”あたりに弱いとか。
>数年前、竹橋の国立近代美術館でサルガドのWorkersを主体とした
>展覧会がありまして見てきてます。
>トーンの描出はなかなかのものでした。
>いいネガを作らないとあのトーンは出せないでしょうね。
>いいネガには、いいレンズといい現像。

見に行きたかったけど、結局行けず、雑誌で見ただけでした。
あの人の作品って暗い絵が多く、ハイライトの輝きよりもシ
ャドーの質感重視ですよね。EIは標準あるいは、ちょっと
高めにして、柔らかめの紙じゃないですか? 黒のしまりが
必要だからフィルムの定着と水洗は徹底してるんじゃないか
なぁ。フィルムがTX系かTMY系かは修行が足りなくてわ
かりません。TMYの様な気がするけどどうかな−>識者
近頃のプロは多階調印画紙を使って画面の一部だけコントラ
ストを変えると同時に焼き込むから長文堂には何がなんだか
わかりません。  

>> ズミルックス・アスフェリカルは1stバージョンですよ!
>これ、殆んど出ないですよね。
>値段も車一台が買えてしまうような値段になっているんじゃなかったでしたっけ?

あの写りで、たったの40〜50万円ですよ。丹後屋さんな
らホイホイでしょう。OSとか千曲あたりの広告でよく見ます。

>2ed以降のとは、どんなところが違うんでしょうか?
>巷の評判ででも結構です。

2ndは現行です。成形非球面だったとおもいます。ライカ社の
製品ですから、モヤモヤした球面ズミルックスより遙かにす
っきりした写りだそうです。が、硬くなって独特の味わいは
無くなったそうな。ボケも硬くなったそうです。21万円

1stは研削非球面(この単語には恨みがある)です。モヤモヤ
は少なく、開放からシャープでありながら濡れるような描写
だそうな。開放でもドキュメンタリーに使えるというか。
サルガドの英仏トンネル写真、これですねぇ。

2年ぐらい前の朝カメに、赤城耕一さんがサルガドからレン
ズを借りて試写した話が出ていたような。

12月号に載っていたサルガドがM6を構える写真、Mズミ
クロン50(フード分離型)でしたねぇ。

古谷野 有@筑波大学低温センター
koyano@bk.tsukuba.ac.jp