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[nikomat:13461] Re: Shutter Curtain of Leica
さとう@丹後屋です。
よしださん:
> 逆だと、後幕のリボンが、巻き撮られた直後の先幕の端(若干
> ドラム側に巻かれ気味に寄る)に引っ張られます。
> つまり、先幕が巻き取られ切る直前までと、巻き取られた直後
> で抵抗が変化しちゃいます。
なるほど。先幕巻きとり軸の両端についている後幕リボン用のプーリーの
直径を現在のより細くしないといけない訳ですね。
でもこうすると、今度は後述のリボン同士の静止摩擦がなくなっちゃう、と。
> しかも、後幕の縦棒は、巻き取られた先幕のベロの処に潜り込
> んで行くように進まなければならなくなり、終端よりも手前か
> 減衰させられることになります。
> また、できるだけフィルム面に近いほうが理想なのに、浮いて
> しまうというのも問題になります。
シャッター効率の問題ですね。
> ここで、「同様のことが、幕の巻き上げで起こるはず」と思う
> でしょうね。
> でも2軸の場合、幕の巻き上げ側の軸のほうが、巻き取り側の
> 軸に比べ、視野絞り(露光面の窓)の端から離れた処にありま
> すし、1軸の場合なんかでも、巻き上げドラムの曲率が大きい
> ために、このような現象が起こり難くなってます。
しかも、後幕本体の巻き太りがあるから、先幕走行開始時は
リボンは僅かに離れている、と。
なーるほど、ですね。旨くできてるなぁ。
それで、1/1000ではバウンド少ないのに、1/250あたりでバウンド
が酷く出るなんて現象もでるわけか。
F3が発表になったときに、「横走り3軸方式シャッターの理論的解析」
という言葉が、アサカメ診断室のドクターとニコンのどちらからも
出てましたけど、この辺りの理屈が、製造ノウハウともども
がっちり組上がっているということなんですね。
勉強になりました。
それにしても、知らない人間がいい加減に組み立てた前後の逆に
なったFPシャッターがありそうではありますね。
用心用心。