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[nikomat:21297] Re: あっさり
よしだ っす。
In message <9807290603.AA17546@lynx.cyg.fuji-ric.co.jp>
"[nikomat:21291] Re: あっさ り "
"SATO Yoshiyuki <sato@cyg.fuji-ric.co.jp>" wrote:
> > 歴史的に 紐のほうが先だと 思います。
> > 少なくとも Zeiss Ikon の Contax(RF) や、SLRでも Kamera Werke の
> > Praktica や Praktina(これは Fのシステムそっくり。Praktina が先
> > です。)を見ると 紐です。
> Sだって紐ですもんね。
>
> > ですから、「モルトが使えないから 紐」という考え方は 不自然です。
> S2の時代、前飾り板の内側(ファインダー回りに緩衝ゴミ避け)に
> 既にモルトが使われてます。Fのミラー受けもそうです。
Contax RF の場合、RF駆動ギアの隙間から 内部へのゴミ侵入を避ける
目的で、ここには フェルトが 入っています。
モルトに比べ 経年変化による 悪さをしないのが利点です。
SLRのミラー跳ね上げ部については、Kamera Werke のほうも 面白い。
Praktina と Pentacon Six、どちらも クイックリターンじゃない。
しかし、Praktina では あそこも 紐 です。Pentacon Six TL だと スポンジ。
では、Pentacon Six の 前身である Prakti Six は? というと、、、
やはり 紐だったんですね。
> 裏蓋の遮光材にモルトを使うかどうかの検討はあったんじゃないのかなぁ?
> で、「モルトが使えないから紐」でなく、
> (当時の)この程度のモルトなら紐のままでいいいじゃないか、という判断
> はあったような気はする。
> ミラー受けはへたっても緊急性はないけど、
> 明るい暗箱は何がなんでも避けなければならないし(^_^;
前メールで 言いましたが、紐のほうが 変形しにくいぶんだけ、蓋の
設計に 制約を与えます。変形しやすい蓋には 使えない。
昔のように、蓋が 鋳物だったり、Fのように ごつかったり すれば
紐 も 使えますが、F2のような蓋では 厳しいでしょう。
> モルトじゃないけど、F2でやっぱりちょっとがっかりするのは、
> ファインダーとボディの接触部にゴミ避けにゴムが使われていること。
> これも時間が経てばボロボロになる。
このころから 防水&防滴性 を 考え出したんでしょうね。
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吉田幸司 (株)ニコン zip.140-8601 <yd@nikongw.nikon.co.jp>
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