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[nikomat:21905] Re: [Q]レンズのカビの正体は?



丹後屋す

新井[21782]さん:
> レンズにはえるカビというのは、あの菌類のカビなのでしょうか?。
> それとも、ガラスとかコーティングの変質ですか。
いえ、菌類のカビです。
高温多湿の場所にしまいっぱなしにしておくとほぼ確実にカビが生えます。
いろんな種類のカビがあって、枝を伸ばすタイプものや、レンズ全面を
白く覆うようなものもあります。
常に使っていると、カビの胞子が定着出来ず成長しない、と言われてます。
カビはレンズだけでなく、SLRのプリズムやRFカメラのファインダーにも
つきます。
乾燥したところにおけば大丈夫か、というとそういう訳でもなく、
防湿キャビネットだからといって安心はできません。
定期的に取り出して動かすのがいいようです。

> 先日、大昔につかってたオリンパスペンを見たら、レンズに
> 黒い放射じょうの遺物が付着していました。レンズクリーナーで拭き取ると
> 見た目はきれいになりましたが、カビは拭き取れても、影響は
> 残るんでしょうか。
カビの種類と成長の度合でいろいろあります。
コーティングに食い込んでしまったものだと、跡が残ります。
最近のマルチコートでは表面のちょっとした汚れが目立つので
カビ跡も盛大になるだろうと思います。

カビとは違いますが、古いレンズでは、使われる硝材によって、
表面が白濁したり
中まで白濁してしまったものがあります。
表面の白濁は磨き直しで直る場合もありますが、程なく濁るようです。
人気は高いが濁り易いという有名レンズも多々ありますからじっくり
見る必要があります。

内部の油や接着剤が気化してレンズやファインダーを汚すという例もあります。
有名なのは、ライカM6の初期型のファインダー。