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[nikomat:24197] とらやのとら




まつしたです。

秋は感傷的なのよ。

[nikomat:24194]丹後屋はん:
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 |ひうら[24188]さん:
 |> アサカメ買いましたが、MLやら何やらで新情報がすぐにキャッチできる
 |> 今、新しい情報はあまりありませんでした・・そりゃそうかな。
 |> でも、(大した経験もないくせに言いますが)趣味の写真は、ある種の
 |> 変革期かもしれない、と思いました。35mm AF一眼レフ以外の道が
 |> さらに認知されてくる気がします。
 |自分(丹後屋ね)が中判に進んだので言っている面も否定できないですけど、
 |当たっていると思います。
 |安価なデジタルがヒタヒタと35mmに迫っている現状からして、
 |銀塩写真ならではの方向に進むんでしょうね。

既に、写真が高価であって、他よりも画質が高く、大切にする時代は終りました。
高価、手間暇がかかる、大切にする、というのは連鎖的、相互連関において起こる
と思います。
実家へいくと、切手サイズのモノクロプリントがたくさんあります。ずーっと不思
議に思ってましたが、我が家の過去を知るほどにその意味が分かると言うか。

今後も写真はますます、使い捨て感覚、になっていくでしょう。新聞広告のような
ものです。一般がそうであっても、それはそれでいいと思います。


しかし、まさにそれゆえに、感材が高価、プロセスに手間暇かかる、愛情をもって
制作する、という位置付けは高まっていくと思います。
(商業的なあおりから消えてしまうという波乱を予感させつつも)

新しい技術で、古いものが消えていくというのが日本的な詰まらなさだと言えませ
んかね。新しい/古い、という二元的な見方そのものが寂しいです。新しく何かを
得た時、古いものの何を捨てていくのか見極めて行きたいですね。

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松下 健治
e-mail To: kenji@comm.yamaha.co.jp