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[nikomat 327] Re: kuukikan



石井@みしい@つばめの巣です。

 >まごめっす。
 >
 > > レンズの描写特性についての表現で「空気感」が伝わると
 > > いうのがありますが、具体的にはどういう状態なのでしょうか?
 >
 >遠くのものが霞んで見えますよね。 それは間に空気層があって、
 >ごみ・ちり・水分なんかで光が散乱されて青白く見えたり、ぼあっと
 >しますよね。  まさに空気感があります。

空気が澄んでいるときには近くに感じられる、という知覚現象なら
視覚心理学でaerial perspective(空気遠近法)と呼んでいるものです。

 >それをレンズでは、近くと遠くが同時に写っているとき、近くにピンが
 >あっていて、遠くはデフォーカス。
 >	この時に、確実に遠くの像はMTFが落ちています。

被写界深度内に入っていないということ、ですか???

#遠くに焦点が合っていて近くがぼけている写真では、
#知覚特性(低次の)に合致しない、ということになります。

 >この落ちがとっても都合の好い時に、霞んで見える状況になるんだと
 >思います。 だから、同じレンズでも、絞りを換えて何枚もとると
 >そのボケ具合(MTFの低下)は変わりますから、空気感も変わると
 >おもいます。

これは Computer Vision で使われる Depth from Defocus に近い
ような気がします。

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Masahiro Ishii  mishii@pi.titech.ac.jp