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[nikomat 614] Re: Buying new camera for beginner

ひうら＠きょうだいです。

松下さん：
> 永遠のテーマですね。

言えてます・・

たくさん、とっかえひっかえして試してみて、で、
「１台、１本」と言われたときに何を残すか？
という問題も難しいですから（これが解ければ苦労はない）

あくまで今後の研鑽の第一歩としてなら、NewFM2 + 50mm
でも 24mm でもいいと思いますが、24mm はピントの意味では
general ではないですからね。（ボケはあまり出ないけど、
だからといってちゃんとあわせるのは難しい。）

> さて、風景を撮影したいということで機材を検討なさっているのですが、
> 以前からよく申し上げているように、最終観賞サイズや観賞方法の方向性
> は出ているのでしょうか。大きな引き伸ばしをいくつもプリントするなら
> 石井さんの仰るように135は早くから切ってもいいのではないでしょうか。

あまり、最初から勧めるのは・・と気後れするところはありますが
（趣味として始めるなら、最初から中判でいいと思うんですが、
  やっぱり 35mm もないと困る・・という場合は多いと思う。）

以下は、彼に勧めるかどうかは別にして、最近の僕の考えです。
ほんとうに中判の画質が必要なのか（35mm での極限の解像度を
極めて、なおかつ不満なのか）という問題はありますが・・

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じっくり据えて風景撮ったり、いろいろ単焦点レンズを交換
するなら、中判 SLR がいい。旅行などで気楽に風景や
スナップを撮るのも、中判 RF はかなりイケてます。

で、35mm はどうか？というと、35mm SLR の利点は、やはり
大口径、望遠、速写性、互換性です。

手持ちのレンズで言えば、180mm/F2.8, 85mm/F1.4 などのような
レンズを使いたい撮影は、ちょっと手持ちの中判では難しい。
（300mm 超の望遠レンズも持ってないし、F1.4 なんちゅう
  のもないから。）

サーキットでの車の撮影なんかも、望遠＆速写性 が重要な
局面ですね。僕の場合、中判でのマクロ撮影の道具も
揃えましたが、このあたりも 35mm SLR は使いやすい。

あと人に頼まれた仕事とかで、ネガをあげないといけない場合。

そう考えていくと、あまり「35mm SLR, 広角レンズをしっかり
三脚に据えてじっくり撮影」というスタイルは、実はあまりない。
（あくまで僕の場合ですが）

ということで、35mm 用の広角は、安いもの（思えば、35mm 以下の
レンズは、ほとんど１万円以下だなあ。）を揃えて、その分
望遠、大口径を幾つか買いました。

そのかわりブロニカ用には、準広角から広角を揃えています。
（最近、望遠にも手を出したけど、メインは風景用）
しかも、必ずしも高くはつかないんだなぁ。これが。

＃ こういうところから、「広角の写真を撮るには、焦点距離を
＃ 短くするのではなく、画面面積を拡大せよ」という、単一
＃ 焦点距離論になってくるのですが・・

そんなことで、最近 35mm のレンズは、明るい標準が１本
あれば、あとは AF + 28 - 70mm あたりのズームもいいな、
なんて思ったりします。
あまり積極的にこれを選んで出かけるというわけではなく、
多分 頼まれ撮影とかで、仕方なく、これを持って出かける、
ということが多いでしょうから、どうしても優先順位が
下がってしまって、get には至っていませんが・・

＃ そのうち、「中判はいらない。シノゴと 35mm があれば十分。」
＃ なんて言ってたりして。（妙に現実的）

> M6+75mmなら10万円以内ですし、FUJIの645もあるし、(contax645も?)
> 大画面スライドプロジェクターは特殊なケースに思われるかも知れませんが、
> これは満足感ということにおいてはプリントで得られないものがあると
> 思います。投資に対する見返りは十分得られる観賞方法としてお知らせ
> した方がよいと思います。

中判のスライドプロジェクタは持ってませんが、いいですよね。
（出身研究室に、計測装置の材料にプロキャビン６７をたくさん
  使ってた・・こんなんばっかり）
人物などであれば、35mm でもかなり満足がいく投影が出来ますけど、
風景とかなら、中判はいいですね〜

＃ １枚の投影に、何分、吸い込まれていられるか？という意味では、
＃ 中判だと、頑張れば、１０分ぐらいはいけるかもしれない。

あとやっぱり、ルーペで鑑賞するにも中判はいいっす。
（６０倍で鑑賞するのではないよ ^^; ）

> もう一つはやはり露出制御です。ピントはフィルムを見ればどうすれば
> いいのか直観的に分かりますが、露出はなかなかピンとこないものがある
> はずです。F3のように癖のあるのは、失敗を乗り越えるバイタリティが
> ない方だと辛いと思います。最初に完全マニュアルの機材という王道は
> 趣味時間をじっくり楽しめる方にはむいていると思いますが、現代のよう
> に時間にせっかちになるような生活リズムではやはり自動カメラの方が
> 失敗のない駒を作る率を上げて作品そのものの作りで楽しめるという意味
> で素直なコースだと思います。

車の運転でもそうですが、単なる移動の手段として考えるか、
操作することに楽しさを覚えるのか、全く別の方向ですよね。
（よく MT 派だとか AT 派だとか、いろいろ言いますが）

彼が、撮影を趣味にするんなら、先ほど上に書いたように、
NewFM2 もいいですが、最初からマミヤ６とか７とかを
買っちゃうのもいいと思います。（結局、rin さんのように
両方買っちゃうのか ^^;; ）

あくまで絵を残すことを目的とするなら、AF カメラも十分高性能
ですし、失敗も少なくていいと思います。

＃ 要は、失敗を悔やむだけなのか、楽しみ生かすのか・・の違いかも

> なお、私がツアーの旅行にいくときは35Tiだけです。手持ちのAis35mmf2.8
> よりも画質は上ですし、露出に失敗がない。（P6オフミで丹後屋さんのお墨
> 付きを頂きましたしね）

＃ なお、私が旅行に行くときは makina だけです。手持ちの
＃ Ser.E 35mm/F2.5 よりも画質は上ですし、露出に失敗がない。^^;;

> 六切に伸ばすのは決まって35Tiの駒で、F3はサービスサイズ専門係になって
> います、いやはや。スリーブ上で露出が均一というのは、後工程を考えて
> も、上達を考えてももの凄いことです。マルチパターン万歳!

一眼にもお１つ、いかがっすか〜
（って、無責任発言）

といったところで、F3 はやっぱり "generalist" だし、
撮影を楽しめるという点で、手放せないんですよね？

＃ 「レンズもカメラも１台」って言われたら makina を撮るけど
＃ 「カメラは１台。レンズは何本でもいい」って言われたら
＃ ヒトケタ系を買うだろうなぁ。

では