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[nikomat 921] Re: CCD line sensor for AF
ひうら@きょうだいです。
中野さん:
> >つまり、極論すれば、一つのCCD素子より充分に小さい大きさで
> >同一輝度(?)をもち、かつ互いに接していない被写体だけで
> >構成されるような場合を除けば、サブピクセル効果を利用して
> >充分な精度の検出が可能と理解して良いわけですね。
はい、画像の上ではそうなのですが、
AF センサの場合、センサへの光学系を改良する余地があります。
つまり、ちょっと「ぼかす」ことで、この十分に小さい「輝点」の
裾野を広げることが出来ます。これを AF センサで読み込めば
良いわけです。
# オーディオの、デジタル録音機器でも、アナログ --> デジタル
# の変換器の前に、ローパスフィルタという高音成分を取り除く
# 回路が入っています。デジタルでは理論的に取り込めないような
# 高周波成分が混じってくるとノイズになるのです。
そうやれば、事実上サブピクセル効果が用いられない対象という
ものはなくなります。
> 強いて言えば、ピント検出限界と思われる線の太さに対しては、
> F601では一発で合焦するか、無限遠と最短距離を往復して止まるか
> のことが多いのですが、F90Xでは、ピントの近傍で細かく前後しながら
> 迷うことがあるという程度の違いはありました。
なるほど、そういうことがあるのですね。
特殊な被写体によっては、新型のほうが常に高性能というわけでは
ないのかもしれません。
(画素密度が下がり、その分ローパスフィルタをかけると、
こういう細かい被写体では山の高さが下がってしまって、
不安定になるのかな?あくまで仮説・・ですが)
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ところでサブピクセル効果をきちんと引出すためには、センサ
からのノイズが十分小さい必要があります。
ニコンが用いている CCD はキヤノンのBASIS (つまりは MOS 型
センサ)よりはノイズが小さいと言われています。
最近は MOS 型センサが高性能化してきたので、
また注目を集めるようになってきましたが・・
では。