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[nikomat 1547] Re:Bessa-L
よしだ っす。
In message <199902012319.IAA36524@ml.asahi-net.or.jp>
"[nikomat 1538] Re:Bessa-L "
"INUI@anzu.dse.ibaraki.ac.jp, Masatomo <inui@anzu.dse.ibaraki.ac.jp>" wrote:
yd > 真鍮だと、構成切刃が問題になるので、通常は切削油を用います。
yd > じゃないと サメ肌になったり、ちょっとどころでない切り込み過ぎ
yd > を生じます。切削熱の観点からも、仕上げは 五月蝿いはずです。
> 真鍮は加工性は非常によいと記憶しています.真鍮=銅と亜鉛の合金
> ですが,亜鉛が潤滑作用を及ぼして,加工性を改善してくれると,昔
> 大学で教わったような.
>
> #違ったかな.佐田先生の,授業いい加減だったからなぁ.
いや、私の記憶の方が そろそろ いい加減ですよ。
「真鍮 = 快削性に優れる」という「設計者としての記憶」のほうは
はっきり しているのですが、どの程度の快削性だったか?の記憶は
いい加減です。(^^;;
> 金属工作というと真鍮をつかうことが多いですが,切削加工だけで
> きれいに仕上がります.
そうですね。
ただ、切削熱による 熱変形のせいだったか(それでも 振動とかで
表面処理に差が出るせいか)、(修士の頃 大学で)旋盤で精密加工
する際には、真鍮と言えど、仕上げでは 切削油を 用いてました。
# 油により、粉が 線香花火の火団子のように 徐々に膨れては
# 刃先はら 落ちるのは、はっきり 覚えている。
> ちなみに銅は加工性最悪で,上によしださんが書かれたような問題を
> 起こします.Fマウントのステンレスも切削しにくいものの代表でして,
> Fマウントがざらついた仕上げなのは,そのせいでしょう.
これも 高速バイトで、軸方向の送り速度を低くし、最後の一擦りを
やれば それなりの表面粗さ を 得られるし、そこまで 加工の限界まで
やっているとも思えないです。
つまり、大量生産品ですから、、、
必要とする 表面粗さ 以上の加工をするのは、部品の働きから見ても、
製造工程の多さから見ても、工具の寿命からも見ても、過剰品質なので、
そういう観点から 表面粗さは 決まると 思います。
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吉田幸司 (株)ニコン zip.140-8601 <yd@nikongw.nikon.co.jp>
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