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[nikomat 1591] Re: Screw Thread (2)



よしだ師:

>Nikkor や Jupitorのように 1.5〜2山なら、「ピッチが 連続に 
>徐々に変わる 正確な不等ピッチ」でなくても、雄ネジと雌ネジの
>ピッチを(一定ではあっても)若干変えてあげるこおとで、簡易
>的に「不等ピッチ」っぽい 効果は 少しだけ 期待できますよね?

 ウソかホントか確認しておりませんがライツはインチ26山で1
インチ=25.4ミリだからピッチは殆ど1ミリです。キヤノンは
1ミリだそうです。ニッコールは?ですがメートル法の国の製品だ
から1ミリでしょう。で、不等ピッチ効果が働くのか?????

アメリカのカメラならインチ26山でも不思議ないのですがヨーロッ
パ製品のライカがミリ山でないのは私には謎でした。直径がミリで
ピッチがインチなんて変なネジを何故ライツが採用したのでしょうか。
まさか不等ピッチ効果を期待したのか? 不等ピッチっていつ頃発見
されたのでしょうか? 四捨五入なら25山となりそうだが、あえて
26山にしたのは不等ピッチの何かを期待したのか??

#いくらライカCの昔だって”ミリで作ったつもりがインチになって
#いた”なんて事は無いでしょう。ライツがそこまでボロな旋盤や間
#抜けな機械工を使っていたとは思えないです。

ボディ側(雌ねじ)は山が沢山あるからマウントを外せばピッチゲー
ジで測定できると思います。ヲタク筋の本にピッチが書いてあると言
うことは誰かが測ったのでしょう。レンズ側はライツレンズだって2
山程度しかありませんからピッチゲージで測るのは至難の業。

#2山でピッチを測るスペシャルな道具ありませんか? −>yd師

まさか、LライカボディはP=0.977、ライツレンズはP=1.0、
そして、キヤノンやニッカはボディもレンズも1.0だとか。。。。
キヤノンのLマウントレンズをライカに填めると填らないものもあ
るというけど、キヤノンボディにライカレンズを填めて入らなかっ
たというのは、そういえば聞いたことがないですねぇ。。。

>Nikkor 50/2も Jupitor12 も 締結してから、さらに ぐいっと締め
>込むとマウント外径円周上で およそ 5mm 動きました。
>ライツだと どうなるのでしょう?

Lライカ+ライツレンズだと、ぐいっ、と締めてもびくともしませ
ん。コツン、と止まったきりで先に進みません。まあ、抜けなくな
ると困るから思いっきり締めていませんけど。

>もし この可能性があるなら、締結時に、ネジ全体に起こりうる
>全ての抵抗を 余すところ無く 締結に使うという 恐ろしいマウント
>だということになります。

あり得ますネェ。それを見破った丹後屋旦那はもっともっと恐ろしい。

マウント雌ねじは山が沢山あるのにレンズ側雄ネジは山が2つしか無
いのは余りにも作為的です。2山だと逃げ溝の方が大きいくらいだし、
面取りに取られちゃう気がするほど。本当に3回転で装着させるため
なのでしょうか? 相手は手抜きの天才・バルナックを擁するライツ
というヲタク会社です。
 
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1929年頃のある日、独逸ウエッツラー、ライツ社の一室。

営業:Z会からレンズ交換式の亀裸が出るらしい。しかも米国のMeyer
   社がわが社のA型をレンズ交換式に改造する商売を始め、ヨー
   ロッパまで売り込みに来ています。このままではわが社の浮沈
   に関わると思います。

<注:Meyerのねじ込みレンズマウントは5山以上ある。>

ライツI世:やはり我が社の製品もレンズ交換式にしよう。どうかね、
      バルナック君

バルナック:既に試作品が出来ております。

試作課長:コレでございます。

(病弱なバルナックは役目が終わったと居眠りを始める)

ライツI世:なるほど。(くるくると回す) 良くできているが、締
      まり方が気にいらん。ピタッと止まらない。これでは我
      が社の社風に合わないし、第一、丹後屋さとべいなる目
      利きに斬られてしまうぞ。

設計課長:近年開発された不等ピッチねじなるものが理論的にはよろ
     しいかと存じますが、なにぶん、製造が難しく、コストが
     跳ね上がってしまいます。ねじが填らないと言う苦情が殺
     到するかも知れません。

営業:それは困る。リコールになったら会社が潰れる。
      
ライツI世:起きたまえ、バルナック君!

バルナック:(寝汗を拭く)いろいろ考えていたんですが・・・・
      マウントの雌ねじはインチ親ネジの旋盤で切りましょう。
      インチ26山、殆ど1ミリです。レンズ側雄ネジはミリ
      旋盤で1ミリで切りましょう。

設計課長:それじゃ、マウントにレンズが填りません。

バルナック:いや、レンズ側の山は2山とするんだ。3山になる部分
      は両サイドの山を面取りしてしまえば引っかからない。
      これで簡易不等ピッチ効果が期待できるし、加工自体は
      簡単だ。心配ならレンズマウント加工の現場にインチ2
      6山の雌ねじ治具を置いておけば大丈夫だ。細かいこと
      は抜きにして、Meyerより容易、レンズ3回転で脱着可
      能と宣伝しておけば良いんだ。

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ありがちだと思いませんか??

#現行型純正MLリングのねじは1ミリか26山か。。。。
#NC時代の製品だからどちらもできると思うが・・・。


こやの長文堂