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[nikomat 2852] Re: iris(Re: matuya)
In Subject : [nikomat 2819] Re: iris(Re: matuya)
On Tue, 02 Mar 1999 14:20:07 JST,
owner-nikomat@ml.asahi-net.or.jp 様 writes:
> 4 → → → → → → → → → →
> 3 → → → → →| → →
> 2 → → → → →| →
> 1 → → → → →|
> a b c d e f g h i j
> 3aの光は2b,3b,4b→2bの光は1c,2c,3c
> →3bの光は2c,3c,4c
> →4bの光は3c,4c,5c
> とそれぞれ拡散していく所ですね。
その通りでございます。
3aから、1bにすらいってます。
> そこで、4から下の拡散成分は123から拡散してきたもの、
> 3から上の拡散成分は456から拡散したものな訳ですね。
ここ、ちょっと、わからないんですが。
eの時点で考えると、4から出た光は、1,2,3方面に拡散します。
5からも同様。ghjiと、先に進むと6e、7e、8eとどんどん上のほうからの
光源からも光がくるわけです。だから、このように染み出す。
対称的に考えて、123がオープンで、456から上がおおわれていた場合
を考えると、上に染み出すわけです。
遮蔽がなにもないときは、この二つの場合を重ねれば再現されるはず。
(電磁場の方程式が線形であるから)
いまの図の状態は、もともとは、まっすぐの光だけだったものから、
上を遮蔽した場合の光を差し引いたものになるはずです。
ということは、fgh以降の4,5,6あたりの光は、もともとのまっすぐな
ひかりから、下から染み出した分をさっぴいたものになっているはずです。
というわけで、遮蔽物の上側も、下側も、もととはちがった、光の
状態になっているわけです。
> ここで、もし、被写体の点光源がレーザー光線だった場合は
> 拡散成分が無いからスパッと切れるでいいのでしょうか?
> つまり、レーザー光線は絞って撮影しても星は出ない?
ここでいう点光源とは、無限遠方に、点光源があって、そこから、
平行光線がでていますという前提の話ですか?
充分遠方にレーザー光線があるとすると、レーザービームは
広がって、ほとんどこの図の1-6あたりの面で考えれば、
平行光線にみなせますので、情況はおなじです。
誤解があるようですが、レーザー光線は、波動光学をかんがえるのに
もっとも理想的な光に近いのです。この光をコヒーレント光といいます。
単色、位相がそろった光です。
通常の光は、位相がばらばらで、波長も分布しています。
その極限は、インコヒーレントな白色光で、そのような場合のほうが、
干渉効果はみにくくなります。
でも、干渉の染みだしがなくなるわけではなく、
いろいろな波長、位相の光の重ね合わせになるので、(投影したときの)
干渉縞などがみえにくくなるだけです。
染みだしを非常にすくなくすることもできるとおもいますが、
それには、いろいろ工夫をしなければならないでしょう。
コヒーレント光の場合は、染みだしに縞模様のようなパターンが
みえることになるでしょう。
l_#_l(_0 Kazuhiro IGETA, not the number,,,
_~C. C_~/ Adaptive Communications Labs
(((==)((@) ATR , Kyoto, JAPAN