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[nikomat 2940] Re: iris
In Subject : [nikomat 2918] Re: iris
On Thu, 04 Mar 1999 15:55:34 JST,
owner-nikomat@ml.asahi-net.or.jp 様 writes:
> >対称的に考えて、123がオープンで、456から上がおおわれていた場合
> >を考えると、上に染み出すわけです。
> 了解です。
> 私の書いた文の下の行はこれを言っています。
> でこれがもう一本のスパイクになるわけですよね。
違います。これは、今は、ないのです。
で、これがあることによって、干渉で打ち消されていた成分が出現して、
スパイクになるのです。
> >というわけで、遮蔽物の上側も、下側も、もととはちがった、光の
> >状態になっているわけです。
> これは、感覚的にも分かる気がするのですが、
> そうすると、
> たとえば下記の三角絞りの底辺に対して5に伸びている光は
> 2に対して伸びている光と重ねあわせると光が消えるということでしょうか?
> 1 2 3
> \ | /
> △
> /|\
> 4 5 6
> どうも、感覚的に明るくなるだけにしか思えないのですが?
重ね方によりますね。
> #光も音と同じように位相が逆の光を重ねると消える?
音も光のように、位相が逆の音を重ねると消えるわけです:-)
どちらも、従う方程式は、線形の波動方程式ですから、
ほとんどおんなじです。
二つ誤解があって、一つは、私が、説明で延べた、
重ね合わせて消える成分は、上のスパイク図にはあらわれていません。
遮蔽を逆にした場合(5の底辺から上を遮蔽)にできるスパイクが
位相が反転した成分です。
重ね合わせをしようとすると、遮蔽をなくすことになるので、
スパイクがないのは、自明なわけです。
で、ここで二つめの誤解です。スパイクのところだけとってきて、
重ね合わせをするのはできず、このような全体を重ね合わせること
だけが考えられるのです。
それは、光が波であり(音も)、部分に分割はできないのです。
#近似的に行なうことは、可能ですが。
> >誤解があるようですが、レーザー光線は、波動光学をかんがえるのに
> >もっとも理想的な光に近いのです。この光をコヒーレント光といいます。
> >単色、位相がそろった光です。
> 誤解でした。
> 単に
> レーザー光線 = 拡散しない光
> と思ってました。
ものすごく、厳密にコヒーレント光をつくれれば、
拡散しないビームとなります。
レーザー光線をださなくても、マイクロ波通信や、
レーダーなども同様なビームをだしています。
波数分布をみてやると、ある一定方向を中心に、
円錐形に波数ベクトルが分布しています。
この円錐が開くほど、ビームの径がひろがります。
アンテナの大きさとは直接関係がありません。
通常のレーザーよりももっと、広がらないビームを
つくるという実験もあります。絞りやレンズだけの
パッシブな光学系でできたはずです。
ただ、何メートルか、広がらないで進んだ後は、
いっきに、パッと拡散してしまったと記憶しています。
l_#_l(_0 Kazuhiro IGETA, not the number,,,
_~C. C_~/ Adaptive Communications Labs
(((==)((@) ATR , Kyoto, JAPAN