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[nikomat 3560] [F] F is still alive!
やまね@いわたです。
昨日一昨日と、日本液体微粒化学会で慶應日吉に居ました。
何をやっとったかと言いますと、いろんな微粒子をつかまえて、
粒子の流速と粒径を計測するセミナー兼実習でした。
液体の微粒子(直径数マイクロメートル〜200マイクロメートル)を
最も簡単につかまえて粒径を計る方法に、「液浸法」があります。
ガラス製の小さな受け盆にシリコンオイルを薄く引いておき、噴霧
しているノズルの先に液面をちょっとかざしてやると、噴霧粒子が
オイルにトラップされます。
こいつを盆の底から透過光を当て、うえから写真撮影すると、粒子
の粒径や、粒子の状態が解るというわけです。もちろん噴霧粒子と
トラップする液体は、互いに不溶性でないとダメです。
この液浸法の実習を、その道ン年の群大のセンセがやってくれたの
ですが、実験道具がみんな手作り。
しかも撮影装置が、ニコンFでした。 (^^)
Fって、まだ現場に居るんだなーと実感。
レンズは初代の55mmマイクロ。
透過照明装置やフォーカス機構は自作。うーん凄い。
さらに、撮影装置であるFにはウエストレベルの高倍率ファインダー
がついているのですが、もちろんFにはそんなものがありませんから、
これまた自作。
なんと、F3用高倍率ファインダーの底部をフライスで削り込み、F
に合うようにしてある!!
固定は輪ゴムでボディーにくくりつける。 (^^;
これでバッチリピントが来ちゃうんだから凄い。
実際撮影して現像したのですが、シャープだし幕速ムラもなく良かった。
そのほか、何種類かの測定機器を実習したのですが、マイクロ60mmF2.8D
が測定器のパーツと化していたり、55mmF2.8Sがごろごろしていて楽しい
ひとときをすごしてしまいました。
#F−Cマウントアダプタって、もうディスコンでしたっけ? >諸氏
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Suguru Yamane
Iwata City, Shizuoka, Japan
yamane@agri-exp.pref.shizuoka.jp