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[nikomat 6628] Re: N2



こんにちは。BONZO@潜水愛好家と申します。
この頃、投稿ネタがないので・・・・。



>まごめ@岡里はあついっす。

>見えない物は恐いっす。
>
>恐いものついでですが、窒素(N2)100%で呼吸するとほとんど即死と
>聞きましたが、本当でしょうか?

これは西野さんがおっしゃる通りかと・・・・・。

> どうも納得いかないなぁ。  ヘモグロビンって、酸素より窒素に
> くっつくき安い訳はないだろうし、一度くっつくと離れないのですか?
>
> ご存知の方がおられれば教えてください。 (職業上、窒素が身近)


私はレジャーダイバーで、専門家ではありませんが、余談として・・・・。

#通常の大気圧下では、以下の話は、関係ないです。
   問題となるのは潜函作業や潜水中などの高気圧環境下・・・・。

窒素などの不活性ガスは麻酔作用があり、ガスの分圧が高くなるにつれ麻酔作用
も大きくなります。この麻酔作用がどのような機序で出現するか、まだ詳しく解明さ
れていません。
少なくとも脂肪への溶解度と密接に関連していることが判っています。
この麻酔作用を窒素酔いと呼んでいます。

窒素酔いは潜水深度が増すにつれ(圧力が高くなる)強くなります。
症状はマティーニの法則(俗語か?)という表現があり、15m深く潜るたび、
マティーニ1杯飲むのと同じように酔っ払っていく事をあらわしています。
運動機能よりも判断力などの知的高次機能の障害が大きいです。
水圧が4kg/cm(水深30m)位から表れ、個人差もありますが、
窒素分圧5.6kg/cm(水深60m)になると、大なり、小なり
窒素酔いにかかります。
(大修館書店潜水医学入門より、多数引用)

どのようになるか?

#簡単な足し算、引き算などを間違えやすくなる。
   水深計や、コンパスなどの計器を読み違えたりする。
   細かいことを考えることがだるくなる。(わたしも経験あり。−35m位だっ
た。)

#気分が爽快になり、(−40m位から)笑いが止らなくなる。(−70〜80m)

#重度になると水中でマスク(水中メガネ)をはずしたり、レギュレターを
   はずしたり、突然、方向性を失い、とんでもない方向へ勝手に行ったりする。

窒素酔いにかかるような深い深度で重度になると、極めて危険で
過去、死亡事故も起きています。このため、通常のレジャーダイビングでは
水深30m程度を限度としています。

その他

#カルビーのポテトチップスの袋には酸化防止のためか、
   窒素が封入されている。

#そういえば、防水双眼鏡にも窒素がいれられているなあ。

ダイビングの復習になってよかった、よかった。

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  中道暁美     http://www1.odn.ne.jp/~cal30270/index.html.html
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