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[nikomat 7346] [Minolta] History X ( Re: mirror-up(F40))
宮崎す。
稔田ネタっす。
あまりここら辺ほじくり返しても、使っている人も少ないだろうし、
役には立たないと思ったんですが、出てきました。
α前夜のミノルタ一眼レフの話です。
丹後屋の旦那:
このML内で稔田に一番詳しいのはこの方か。
ワンオーナーのX−1って、この世に何台もないと思いますよ〜。
> CLEはXG(XDと同時に発売になったけど、XDとは全く別系統という変な
> カメラ
ですねえ。
正確には、XG−EとXG−Sがあります。
しかしこれもまたマイナーなカメラだな、ある意味X−70よりマイナー。
XG−Eの方が、XDと同時デビューの絞り優先AE機。
XG−Sはそのマイナーチェンジ版で、スクリーンがアキュートマットに
なり、プレビューが付きました(その他は知りません)。
XG−Eのスクリーンは暗いです、マット面ザラザラ。
これは友人が持っていたので、よくいじってました。
このカメラを覗いた後で、XDのアキュートマットを覗くと別世界...
何の「E」なのか、何の「S」なのかは不明。
Eは電子化のEだったような、Sは Super もしくは Special?
SR初期シリーズからの機械式横走りフォーカルプレーンシャッターは、
SR101/SR505の姉妹でその使命を終えます。これを電子式にしたのかは知
りませんが、XG−Eはワインダー対応の横走り電子シャッター搭載で、
この末裔が NEW X-700 に当たると思います。
・稔田 電子横走り家 家系図
CLE
・
・ - - - X-700 - - New X-700
・ |
X-1 ・ ? ・ XG-E - - XG-S - - X-70
|
- - X-7 - - X-7 Black
こんな感じかな。
・稔田 縦走り家 家系図
XD-S
|
XE - - XD
|
XE-b
こっちはこんな感じ。
XD-Sは黒のみで、XDに視度調整を組み入れた物(35mmSLRで世界初と謳っ
ていました)。XEbはXEのコストダウン品。
ライカRシリーズへの流れは割愛。
これ書いていて、思い出しましたが、X−7って白ボディと黒ボディで少し
仕様が違う変なカメラだったと思います(発売時期も違う筈)。
> XDはライカR4に変身し、XGはその後のミノルタのX族SLRの始祖になっている。
> XDとXG、ミノルタにとって、どっちが本命のカメラだったのか、いまだに私は分
> からない)
本来なら出す筈のXDの後継高級機、それなりに開発しておきながらAF
のαとの絡みで断念したと私は思っています。かなり市販に近い試作機と
かもあったのではないかと...
レンズが NewMDロッコールとなり、大口径レンズ等のラインナップもぼ
ちぼち増えだし、状況的には、「XDを越える高級機は何時出るんだ?」と
いう雰囲気でした。しかし、どちらかといえば中途半端な感じの X-7*シ
リーズは出れど、XDやX−1の後を次ぐ高級機は出ませんでした。
XDは、旧ロゴ(minolta)のまま意外に長く売っていました。
私自身どうして出さないのだろうと思っていたのですが、アルファが出た
時に、納得しました。
稔田のAF化は旧ユーザーの切り捨てでしたから、その決断には色々あっ
たと思います(Canonは稔田の成功を見て、AF化の決断が着いたという
話もあります)。
昔のMCロッコールレンズカタログには、表紙をめくった1ページ目に
「昭和33年から普遍のミノルタマウント」とありまして、「同じメー
カーでも機種を買い換えたらレンズも換えなければならない。そんな不
便な...」とあります。これは旭光学のマウント変更をネタにしてい
るんだなあと思いましたが、その後10年も経たないうちに、あっけな
くフルモデルチェンジしちゃいました。
私はその1ページ目の文句(バックはレンズを外した黒いX−1のマウ
ントのアップ)をしっかり覚えていましたから、「とんでもない裏切り
者じゃあ!」と思いました。
XG系とXDで、ユーザにとっては不便だったのは、シャッターユニッ
トが違うため、ワインダー部の仕様(単三×4本,2コマ/秒)や外見
寸法が殆ど同じなのに、自動巻き上げがワインダーG(GX系,X−7
系)とワインダーD(XD系)で、分かれていたこと。
それぞれ専用が必要でした。
一時期には、メイン:XD、サブXG−*というユーザーもいただろう
にねえ。MD−2とMD−12とか、MD−12とMD−Eとか違えば
分かるのですが、このDとGは殆ど同じ大きさで性能も同じ様な物です。
> で、XGの横走り布幕シャッターはユニット化され、その横幅を小さくしたのが
> CLEのシャッターになってます。(SP−>Fの逆方向の使われ方すね)
これは知りませんでした。
> X1は横走りチタン幕シャッターで、多分、XGのとは直接の関係はないのでは
> ないかと思います。完全に巻き上げてから、チョンと叩く感じですね。
X−1とXG系の間にはそれなりにブランクがあって、その間にXE用の
縦走りシャッターの開発があります。
X−1はチタン幕だったのですか。
さすがファインダー交換式の最高級機種ですね。
ではでは。
うー誰も読んでくれない。
丹後屋の旦那へのDMに近かったりして...
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp