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[nikomat 9278] Re: NASA F5



高田@もうすぐ宇宙医学  です

12月に宇宙医学のコースがあって、NASDAの施設見学などあります。

#宇宙飛行士の人に、シャトルの中でどんなふうに写真を撮影しているのか
#いつか聞いてみよう。今までに2回ほどは講義をお願いしたことあるんですが、
#カメラの事は聞きそびれているなあ。

<199910180025.JAA41968@ml.asahi-net.or.jp>の記事において
nishino@amy.hi-ho.ne.jpさんは書きました。

>>  こんにちは西野です。
>> 
>> 以前、衛星搭載機器を製造している工場に勤務していた事が有ります。
>> (私の担当は地上系マイクロ波のシステム設計でしたが) でかいクリー
>> ンルームに「ひまわり」とか「ふよう」とか置いてあって見るのが楽しみだ
>> った事が思い出されます。
>> 
>> > F3NASAのころまでは,例えばコネクタを5個使う場合,
>> > 100個買って来て,性能や形状を検査し,その中で測定
>> > 値の最も分布の中央に近い5個を選別して使うような
>> > ことをしていたそうです.また,半田付のNASA基準の
>> > 技能試験みたいなものが有って,半田付部が有る場合,
>> > その資格を取得した人が必ずやらねばならなかったそ
>> > うです.
>> > ですから市販品ベースといっても,ほぼフルカスタム
>> > に近い状態だったみたいです.
>> 
>> ですが宇宙の搭載機器では当然の事の様に行われております。 部品を
>> 選別し複数の機器を作り過酷な耐久試験を行い生き残った設計を採用する
>> 何せ簡単に修理出来ない所に行くわけなので兎に角、信頼性重視、特性は
>> 良い方がいいのですがそれよりも信頼性です。 と言うことで意外と回路設
>> 計とかはコンサバで新規技術とかの冒険要素は全くと言って良いほど使わ
>> れておりません。 と言うことで宇宙の分野を希望して入社してくる人が多い
>> のですが現状を見て失望する様です。(前の勤務先ではそうだった) 
>> 
>> あと半田付けですが技能認定は有りましたね。 特に搭載機器は宇宙空間の
>> 温度変化の激しい所で使われるので半田の中に空気が入ったり微少なピンホ
>> ールが出来ると困るのでそれこそ半田付け何十年と言うおじさん(職人ですね)
>> がいてホントにほれぼれする様な手つきで仕事をしていた事が思い出されます。
>> 最近では効率重視でそういう人材もすっかり少なくなったそうなのですが私が
>> 在籍時にはそういう職人的な人たちがごろごろ工場に居ましたね。
>> 
>> 話をカメラに戻すとF5等のカメラだと電子基盤には自動で半田をすると思うので
>> すが製造設備が微少なピンホールや空気層を作らないと言う自信があるのでし
>> ょうね。 後は搭載機器の条件が緩和されたのかかも?
>> 
>> しかしあのミールに乗ったミノルタの白いカメラを見てると特に改造も無いプラカメ
>> ラみたいなので宇宙も近くなったのかなと思うのは私だけでしょうか? 
>> 
>> 
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*高田  彰  Akira Takada  takada@ipe.tsukuba.ac.jp*
*筑波大学臨床医学系    筑波大学附属病院医療情報部*
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