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[nikomat 10911] Re: Plus-X & Panatomic-X
長文堂骨董店@100ft巻きユーザーっす。
宮崎@最後に現像処理を自分でしたのは昭和の頃っす さん:
> サイズによって感度が違うフィルムもありますね。
> 現行の Tri-X も 135 は ASA400 ですが、220 は ASA320 だと思いま
> す(こちらは正確には Tri-X pan?)。略称名はTXとTXPで、厳密
> には両者は違うようですが、普通はどちらもトライXと呼んでいるよう
> に思います(処理は違うかな)。
ISO400の奴はTri-X(TX)、ISO320の奴はTri-X Professional(TXP)です。
135サイズはTXのみ、120、220は両方あります。
違いは実に細かい話でして、特性曲線の足(シャドー部)の形状が違
うと教科書には書いてありますね。Tmaxみたいな調子になるのがTXPだ
そうです。
#足の関係でISO値が違うらしい。
するとTXPとTMYはどう違うんじゃ、という疑問が浮かびますけどワタシ
は知りません。粒子の立ち方でも違うのかな? ともあれ、好みで使い
分けるんだとさ。
−−−−−−
教科書にはそう書いてあるけど、実のところは現像液でも特性曲線の形
状は変わる(=調子が違う)んでフィルムだけ云々してもあまり意味が
ない。おなじ濃縮現像液でそっくり名前のTmax現像液とTmaxRS現像液は
相当違うのよ。モノクロの場合、TXだTXPだ、とフィルムだけに細かい
ことを言っても御利益は少ないっす。
んで、展示から撮影まで総合的に考えるのがゾーンシステムでして、レ
ンズから引伸機、ドライマウントプレスに至るお宝蒐集を正当化する理
論的根拠になっている。(わけないだろ!−>自分)