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[nikomat 13056] digital mini lab.



長文堂@飯坂家長女誕生記念に話題提供 でござい。

近くに安くて満足できる品質のミニラボがあるんで硬調で
高価なダイレクトプリントは止めて近頃リアラばかりを使
ってます。

そのミニラボ店主が言うには、
1)デジカメの流行を睨み、ミニラボ機械もデジタル機が
  主流になりつつある。
2)大手メーカーであるノーリツはアナログ(=従来型)
  マシンの生産を中止する。
3)富士にいたっては、デジタル機種にミニラボマシンを
  入れ替えさせるため無審査・無担保のローンまで用意
  している。
4)かくして世のミニラボは瞬く間にデジタル化するであ
  ろう。
5)銀塩カメラでもデジカメでも一台のミニラボ機で扱え
  るようになるし、トリミングの注文も容易に処理でき
  る。プリントのコストも下がって歓迎されるだろう。  
6)だが、デジタルのミニラボ機はすぐに古くなる。古い
  マシンのプリントは新しいマシンのプリントに見劣り
  するのは間違いないが、1千万円ぐらいするマシンを
  2〜3年で入れ替えることはとてもできない。
7)ミニラボ・カメラ店乱立のつくば市において当店はど
  ういう路線で行くべきか。。。。。。。。
  デジタル道とヲタク道、いづれの先に緑の大地が。。。

#この小さい町に「カメラのきむら」が2店、キタムラも
#近日中に開店する。

デジタル機は銀塩ネガをスキャンし、濃度・色調を自動調
節してプリントアウトするらしい。その出力はカラーコピ
ー機みたいなのもあれば銀塩のもあるらしい。
この手のマシンの良いところは銀塩ネガでもデジタル画像
でも一台のマシンで処理できること以上に、下手なオペレ
ーターでも綺麗に仕上がることのようです。マシンはどん
どん良くなっているからL版を裸眼で見る程度なら現在で
も違いがわからない、と店主は言う。だが、所詮は256
階調で300〜400dpi。現在のデジタルミニラボ機
だと像の切れ込みや金属のテカリ、暗部の階調やハイライ
トの輝き、お肌の艶に裸眼でわかるほどの落差が出るそう
な。デジタルミニラボ機にかかると撮影レンズなんぞ殆ど
関係なくなる。プリントをルーペで見るとギザギザまで見
えるという。レンズの違いをL版で見切るT後屋流レンズ
観相術に耐える画質とは思えない。

#そりゃ、客の6割はズームコンパクトか”写るんです”
#だもん。これでいいんだけどね。

ミニラボがデジタル化すると同時プリントの画質が?にな
り、そこそこ良い(=今日の品質)カラープリントが欲し
いなら従来プロセスを持っている現像所に外注するように
なるかもしれません。こりゃ、現像所が儲かるぞぉ。
ヲタク客はアナログのミニラボ機と腕の立つオペレータの
いる店を血眼で探すことになるでしょう。試写して”くそ
レンズ”と思っても実はレンズは無罪の可能性が。。。。。
デジタルミニラボのせいで、何年かたって家族アルバムを
見たら21世紀になったとたんに画質が落ちた、になるか
もょ。

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店主はネオ・ヲタク路線に進みそうな雰囲気だったが、つ
くばの田舎でヲタク相手の商売じゃ店がつぶれるぞ、と心
配しつつ、デジタルじゃ困るなぁ、と思いつつ店を後にし
ました。

#ヲタク商売で成功したら、この町は何なんだ!


こやの長文堂