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[nikomat 19805] Re: Digital and Microfilm(Re: FM3A)
ども、印刷屋です。
At 10:48 01/02/15 +0900, you wrote:
>>> 先程NHKのテレビ「ワイルドアジア」を見ていたら、取材記録の方法が
>>> 紹介されていました。
>>>
>>> ・各国協同製作。取材班も各国からの自然撮影の選りすぐり
>>> ・銀塩フィルムで撮影して、あとでハイビジョンにコンバート
>>>
>>> なんだそうですが、なんでそんなことをするのでしょうか。
>>>
>>> ・Discovery Channelなどで、外国のドキュメンタリーがフィルムベースで
>>> 撮られているのは、よく見かける話。なぜか知らないけど。
>>> ・各国協同撮影で、外国のクルーがフィルム撮影を望んだ?
>>> ・コントラストなどの「リアリティ」の面では、フィルムよりビデオが有利な
>>> 気がするが、あえて外国の取材班がフィルムを多用しているのはなぜ?
>>>
>>> といったあたりを、どなたかお教え下さい。
↓高田先生はこう語りき
恐らく35mm撮影と思いますが、フィルムの色情報等の記録幅はまだまだ
VTRに負けないと言うことでしょう。現実TVのCF等はほとんどがフィルム
撮影です。
だからフィルムからデジタルテレシネをしてVTRにしたマスターは品位的に
見ることが出来ますが、VTRからキネコしたフィルムのクオリティは確かに
落ちます。
国際取材の場合、フィルム等のフォーマットで展示される国がほとんどです
から、その実状に合わせた。と言うこともあるのでは。
>ハイビジョン用の機材が普及していないからでは?
そうですが、逆にこれ以上の高企画映像フォーマットを持っているのが
日本だけ。という事実もある。フランス等理論はあっても現用レベルの
機器を開発できている国はないです。
>特に,日本のハイビジョン規格の機材を外国のクルーが
>持っているとは思えない.
NHKなら気合いを入れて持ち込むことでしょう。現にTBSの
「世界遺産」はハイビジョン撮影ですね。
>最終的に日本のハイビジョン規格のメディアに変換する
>必要があったのでは?
これはどうでしょう??
↓たなべせんせいはこう語りき
>> ・まだまだ機材が高価、かつハイビジョン用はNTSCほど小型でない。
今のHDカムの大きさはアナログβカムとそんなに変わりません。
>> ・探検に行くほどの場所での信頼性。
宇宙にも行ったハイビジョン。保守の問題が大きいと思います。
「プロ用機器は堅牢」というのは大きな幻想です。
プロ用機器は専門家によるケアと十二分に配慮された取り扱いによって
初めて所定の性能が発揮できる物なのです。
>> ・後処理と保存性の問題
これは、あるかもしれませんね。
ハイビジョン用のモニターってどうしてあんなに重いのでしょう?(ソニ−製)
トランスの大きさが半端じゃない。ということか。
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島村 隆一 ("RYUI"chi Shimamura) 7L1TTH 小石川オフィス
凸版印刷株式会社マルチメディア事業部放送部
E-Mail ryuichi.shimamura@toppan.co.jp