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[nikomat 21425] [Print] [B&W] Ingashi ( Re: [Q]enlarger lamp )



宮崎@昔話に参戦す。

丹後屋の旦那:

>> 昔を思い出すと、4つ切りで20秒以上は掛けていた。
>> クロロブロマイド紙とブロマイド紙の二種が使えて、
>> 私は感度の低いクロロブロマイド紙のベロナというのを使って焼いてました。

ベロナと言う名前は...知らないです。

> ベロナは中学の写真クラブ(理科クラブの分科会だったが)で使っていた。
> 指導の教師は「ベロナの黒がいいんだ」と中学生に説いていた。
>
> 高校では富士ブロでした。高校の写真クラブでは三菱の月光派が多かった。
> 先輩は皆そうだった。

私の高校写真部時代には、富士は既にRCばかりでした。
当時簡単に入手できた(かつ、貧乏高校生の懐にも優しい)バライ
タ紙は、月光の「V」しかなかったので(RCより安いし)、私は主に
「V」を使っていました。ただし4切以上になるとフェロ乾燥が出来な
いので(大型の乾燥機は、部の備品にはなかった)、それ以上は富
士を使っていた記憶があります。

記憶が曖昧なのですが、印画紙にはクロロブロマイド紙とブロマイド
紙があって、富士のRC(ブロマイド?)と月光のV等(クロロブロマ
イド紙)では種類が違い、印画紙感度も異なっていたと思います。
感度は富士のRCの方が高く、小サイズに伸ばす時には月光の方
がやりやすかった(タイマーなどないので)記憶がありますが、既に
20年以上前の事で詳細不明っす。

夕方遅く、フェロタイプ乾燥機に熱が回り、独得の臭いが化学室に
漂っていました(うちには部室がなかった)。暫く待ってから、掛けて
ある布をはがして、フェロ板も取り外しますと、RCとは違って薄い黒
のしまった光沢の印画紙が仕上がりました。

私と同期の知人は、「やっぱバライタで、フェロタイプ乾燥だよなー」
と拘っていましたが、後輩たちは当たり前のようにRC紙を使ってい
ました。ちょうど変わり目あたりでしょうか...

では。

                  (株)リコー  秦野事業所 宮崎 昭彦
                     E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp