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[nikomat 23605] Re: focused distance
丹後屋す
中嶋さん、早速の解説ありがとうございます。
中島さん:
> FFD検査装置の原理を知って作りたいということでしょうか.
下図で距離環をインフ位置にしたレンズが作る無限遠位置被写体(チャート)の像面
(ここがミラー位置ですね)とフィルム面の距離がわかれば、
フィルム面に決像する被写体の位置が計算できるので
FFD検査装置、という言葉は知りませんでしたが、
まさに、このような装置を作りたかったのです。
> 市販品の例を上げますと,壺坂電機株式会社製フォーカステスター
> (http://www.tsubosaka.co.jp/seihin1/shpage11.htm)等があります.
これらの商品群もなかなか興味深いです。
> 簡単に説明しますと,
>
> チャート ビーム コリメータ
> スプリッタ レンズ 被検レンズ ミラー
> |
> 光源 | ----> / <---------> () <-----> 平行光 <----> () <----> |
> | |
> ↓
> −−
> 受光チャートとフォトダイオード
>
> のようになっています.
実際のところ、自分のレンズやカメラがどの程度狂っているのか
簡単に計測できたらいいなと思っていたのですが、
気合をいれないと、この装置の自作は難しいことがわかりました。
被検レンズ光軸と平行光の平行と、
ミラーと光軸の直角を作らなければならないので
大変そうですね。
いま、切実に見たいと思っているレンズは
フランジバックがプラス側にずれているようで、
(要するにどこかでいい加減な修理を受けたと思われるレンズ)
レンズバレルを鏡胴内で、フィルム側に向かって、
どの位移動させたらよいのかを、実写を繰り返すことなく決めたい
と思っていたのでした。
(試写した感じでは、50mから100mの間か?当然、遠景がキリリとしない)
> コリメータの焦点位置に置かれたチャート像を,被検レンズを通しミラーで反
> 射させ,受光側チャート位置に決像させます.受光側チャートには投光側チャ
> ートと同じ模様を描いておき,チャート位置にあるフォトダイオードで出力変
> 化をモニターします.ミラー(又は被検レンズ)を動かして,出力が最大になっ
> た所が被検レンズの焦点位置です.
なるほど、この装置だったのか、と納得しました。
受光チャート位置を肉眼で検査している昔の写真が、
朝日ソノラマ刊の小秋元隆輝著「35mm精密カメラ」に掲載されてます。
キャプションに「コリメータ」とあり、自分の知っているコリメータと
形が随分違うので、これは何なのだろうと思っていました。
> ちゃんとした修理(製造)工場ではこのような検査工具を使用していますので,
> 持っていって調べてもらった方が良いと思います.
はい、そのように致します。