[nikomat 24119] Re: "Cats in the Sun" by Hans Silvester

[Shinsaku HIURA <shinsaku@sys.es.osaka-u.ac.jp>]

ひうらっす．

今日もまた，嫁さん出勤で，子守り抑留中でした（第１土曜だし）．
土曜日に多いんですが，これで連続３週目だよなあ．
メール書くぐらいしか出来ることがありません．
（といいつつ，昼間に書いたものを，送るのが深夜になってしまった）

> >>> 大学に住み着いているネコがちょうど良い被写体となっています。
> >> 猫の毛並みの描写でレンズを見極める、
> >> というのは判定方としてありそうですね　＞　猫洞さん
>
>専門用語で、猫写力というくらいっすから。

わはは，これは面白い！　隠語集行きっすかね？
（ニターＥＭもか？）

「内部に詳しい者からの未確認情報によると・・・某社では，レンズを
　開発する基準として，解像度，ＭＴＦ評価に加え，猫写力を検査項目
　として設定した．このために某社のレンズは解像度重視の設計になった
　と言われるが，被検体の好物である魚系レンズ開発の動機となった
　側面もあり，現在も猫写にこだわる写真家に熱烈に支持されている．」

ってな感じ？

>デジカメの描写力で気になるのが、人の髪の毛です。
>ある距離（倍率）で急激にサラサラがべったりに変化します。
>　　まさに周波数応答そのものですね。
>
>そのべったり感がもう髪の毛を１年は洗っていないのではないかと
>思う程っす。　　　銀塩ではない特徴っす。

これありますよね．銀塩でも，デジタルＤＰＥ機ではダメです，
デジカメより相当ひどいものもあります．中判を４つ切りぐらいに
したものは，デジタルでも見れますが，35mm --> サービスサイズは，
最悪だと思います（普通に使われる倍率でアウトのことがある）．
ＤＰＥ機の種類にもよるのかもしれませんが・・・

逆にデジカメでは，カメラが持つ解像限界より下の領域では，フィルム
よりもコントラストが出やすいらしく，各メーカがＨＰに置いている
サンプル類を始めとして，驚くほど髪の毛類が克明に描写されている
ものが多いですね．一番おいしい倍率というのがあると思います．

4,500 万画素級のデジカメだと，（最高解像度ではない）1800x1200
ぐらいの解像度では，画素レベルのコントラストはほぼ完全になりますが，
これって，35mm フィルムで言えば 25line/mm の解像度に相当するん
ですよね．フィルムは，種類や感度によっては，このあたりでは
コントラストが低下し始めています．


私の家の近辺も，取扱量の多いところはデジタル化が激しく，
私も最近，アナログ機置いている店を探しています．
あることはあるんですが，色もちゃんと出してくれるところと
いうのはなかなかないですね．

弟が出しているところは，アナログで，店主が R8 + 80/1.4 のユーザ
だったりするところ（色が出ない・・・などと，機械を開けていること
もある）らしいので，よさそうです．

>さて、亀レスついでに、日浦さんがマイクロニッコールでたけくらべを
>移した話がありましたが、さらにちょっと進んで、ウルトラマイクロニッコール
>（だったとおもう）でチャタレー婦人の恋人を一枚の乾板におさめた話も
>有名になっていました。

題材の選び方が，故事のパロディっぽくなっていて，いいですね．
＃それ故に，社史などには書きにくいかもしれないが．
なぜ「科学技術庁長官賞」を受賞したのか，分かった気分です :-)

>　　発禁本ですが、顕微鏡がないと読めない。

すぎやまさんに倒立双眼顕微鏡をいただいて，
快適な粒子ライフを送っています :-)

こういうのや，自家ＤＰＥのために，レンズの個性，おいしい使い方などに
ついていろいろ分かってきた気がします．
デジタルだと，そういう部分がかなりアウトというのが悲しいです．

では

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　日浦 慎作  Shinsaku HIURA
　大阪大学大学院　基礎工学研究科
　システム人間系専攻　システム科学分野
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