[nikomat 24205] Re: 80-400 VR

[mkawashima.14@a5.mnx.ne.jp]

川島です。

>石井です。「手ブレ」って、する・しないの２値ではなく、
>連続的に変化するものですよね。

倍率をどこまでも上げて見るならば、２値ではないですが、
自分がどこまで必要とするかという区切りがあります。
その倍率では、ブレている（許容できない）、いない（許容できる）の
２値になると思うのです。
例えば、普通に保持したカメラで、20mmのレンズ、1/8000秒で
シャッターを切れば実用上手ブレは無いといって良い状態になります。
その写真をどこまで拡大するかで求められるレベルは変わると思います。

>mkawashima.14@a5.mnx.ne.jp wrote,
>>80-400AFVRの望遠側400mmで考えると、一般的な目安で手ブレが起きるかどうかの
>>境目となるシャッター速度は、１／焦点距離といいますから、1/400秒が境目です。
>>そこから３段落として、約1/60でもほぼ手ブレは起きないとなります。
>>もちろん、1/400秒で手ブレを起こさない持ち方をしていることが前提ですが・・・
>「一般的」というのが結構クセモノだと思っています。

「一般的〜」は、例としてのシャッター速度を出す目安に使っているだけです。
深い意味は無いので、無視して頂いて結構です。

本題は、「ある人が1/400秒で手ブレが気にならない程度に撮れるなら、
ＶＲ機能を使うと1/60秒でも同じ程度の写真が撮れる。」ということです。
実際にどこまで落とせるかは、個人差や、状況によるので、３段というのもメーカが
出している目安と思うべきですが、私の感覚では、３段充分落とせるように思います。
ＶＲは補助機能ですから、人間がちゃんとホールドすることが前提です。
どんな状況でもちゃんとホールドできるなら、ＶＲは無くてもいいことになりますが、
400mmで1/60を止めるのはなかなか出来ることではないです。
ＶＲ機能があると撮影の幅が広がると思いますよ。

>実際に使用している方にお聞きしたいのですが、1/500でも効果はありますか？
>＃予測制御がうまく働いている、ということですよね。

ＶＲ機能で止まったのか、ＶＲが無くても止まっていたのか・・・・・
厳密にテストしていないので、この判断は難しいです。

>>「三脚に立てたときは、ＶＲ機能をSTOPして使用してください。」
>>ともいっていますので、手ブレのゆれ方を想定しての補正プログラムのようです。
>もしかすると手ブレって、周期性を有するのでしょうか？
>＃勿論、突発性の手ぶれも存在するのでしょうが、割合の問題です。

「ゆれ方に違いがあるようです。」としか分かりません。
想像ですが、手持ちは上下左右回転と複合したブレになりますが、
三脚では、左右が強く上下や回転が少ないなど、ブレ方が変わるのだと思います。
また、西野さんの説明にも有るとおり周波数などの変化もあるでしょう。

西野さん：
＞VRをフルに効かせた場合にどうも色滲みの様な感じが出るのですが補正
＞が効くギリギリの範囲だと結構光学的にも厳しいのかもしれません。
＞（川島さんのレンズはどうですか？）
＞どことなくポジがキリッとしないと言うのはそういうブレ補正が悪戯してる可
＞能性は有るかもしれません。　もちろん２０倍や３０倍の高倍率ルーペで観
＞察した場合ですけど。　今度一度VRを切った状態でテストしないとと思いつ
＞つ忙しくてテスト出来てません・・・

私も、同じように感じることがあります。
ピントが微妙に合っていないのかと思ったり、ＶＲを過信して無理なシャッター速度で
撮影したのかと思ったりしましたが、どうやらＶＲが頑張りすぎると、
にじみが出るようです。
光学的に無理がかかっているのは仕方ないと割り切っています。


おまけ・・・
80-400AFVRはニコンの純正テレコンは付きませんので、
ケンコウのニコン用2倍テレコンを付けることがあります。
800mmでF11相当になるので、ＡＦ（Ｆ５使用）はよほど良い条件が
揃わない限りピントは合いません。
しかし、ＶＲは機能しています。
必死でブレを補正しようと頑張ってくれています。
そして、すべてでは有りませんが効果もあります。

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	川島 昌一	- Masakazu Kawashima -

	E-mail:mkawashima.14@a5.mnx.ne.jp
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