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[nikomat 24247] SC-SKOPAR 21/4 and Nikon S3



丹後屋す

今手許に表題のボディとレンズがあるのですが、
この組合せで、
レンズの距離環を持って近距離側から無限遠に向かって回すと、
ボディ側ヘリコイドとレンズヘリコイドをつなぐカップラーが外れてしまいます。
バネでボディヘリコイドに向かって押されているはずのカップラーの動きが、
ボディヘリコイドの沈む早さに追いつけない、といった現象ですね、見掛けは。
もう一台のボディS2ではこの現象は起こりません。
ボディのギヤで回転させると無限側にも近距離側にもキチンと同調します。

レンズ側カップラーの爪と、
それが落とし込まれたボディヘリコイドの爪との間に大きな遊びがあるようだと、
正確な距離計連動は望めませんから、
ギリギリの作りにしておかなければならない筈です。
W-nikkor 35/2.5やSC-SKOPAR 25/4では、S2、S3双方で問題なく動作しまし、
遊びが大きいとも思えないので
21/4の製造誤差なんでしょうね。
(ま、カップラーの作りはそのままに、
 バネをほんのチョイ強くしておけばいいのかな)

ライカスクリューマウントのレンズで同様のことが起こるとすれば
レンズ側カムにガイドされるボディのコロが
言わば脱線してしまうような現象、ということになるのでしょうが、
勿論そんな個体に出会ったことはありません。
ロシアのLマウントで、カムの削り過ぎというのには一度出会ってます。

コンタックス−ニコンマウントというのは、
精度と遊びのバランスを取るのが難しいマウントのようです。