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[nikomat 27339] Re: D100(2)(2)



 ken@iisaka.org様。
 
 はざまです。


>所詮、雑誌だけでなくマスメディアのほとんどは広告収入で食っているわけで
>すからヨイショ記事満載なのは当然であろうと思うし、メーカーから見ればマ
>スメディアはマーケティング戦略の一部なのですから、いくら文句言っても物
>事は変わることでもないと思います。
別にすべてのマスメディアの収入のほとんどが広告収入ではないですよ。テレ
ビ・ラジオの電波媒体はほとんど広告収入ですけど、新聞・雑誌等の印刷メディ
アは販売収入も重要な収入源です。雑誌の場合それぞれ比率が違いますので、カ
メラ雑誌がどうなのかわかりませんが、新聞なんかはほぼ半々です。少年ジャン
プのような漫画誌は、販売収入がかなりのウェートを占めます。
ただ、専門誌と当該メーカーが持ちつ持たれつの関係であることは明らかです。
専門誌からすると読者にとって有効な情報をメーカーが持っていて、メーカーか
らすると専門誌は重要な広報の場であります。そこにお互いの日ごろの活動から、
さまざまな”貸し借り”が発生します。また、専門誌側にはメーカーとコトを構
えて自分のところにだけニュースが入ってこなくなるのが最も困ります。読者に
有益な情報を自分だけが出せないと、販売収入に響きますので。
以上は一般論です。カメラ雑誌にそのまま当てはまるかは知りません。


>「記事=広告」の方程式を念頭に入れておけば、くだらない記事なども娯楽と
>して楽しむこともできますし、記事の対象層のレベルの低さを心の中で嘲笑う
>のも楽しみのひとつと考えることもできるのでは、と思います。
「記事=広告」ではありません。しかし限りなく広告に近い記事があるのも事実
ですし、言われるように「=」なものもあります。これを広告業界では「タイア
ップ」と呼んでいて、ファッション雑誌なんかでは日常的なことです。この場合
広告宣伝費がメーカから出ているので、あくまでも「広告」というカテゴリーに
属しています。新聞の場合規制が多く「広告」である旨何らかの形でどこかに表
示しなければならないのですが、雑誌の場合かなり緩やかです。

記事であれ広告であれ、「情報」ということでは何ら質に変わりないので、重要
なのは受け手(読者)が誰がどういう立場で書いているかということを、きちん
と認識することだと思います。

自分にとって有益な情報をどうやって手に入れるかは本人に任されているので、
雑誌であれ、Mookであれ、Internetであれ、店員の生の声であれ好きなところか
らとってくればいいのです。一番重要なのは取ってきた情報にどのくらいの確度
があるのかという判断基準を、自分の中にしっかり持っていることだと思います。
これは別にカメラ雑誌に限ったことでなく、日常生活のあらゆる場面で同じこと
がいえると思います。


>踊らされる奴は踊らされたままに放っておいて、言われたままに浪費させてお
>いてメーカーの懐を潤しておけば副作用的にヲタク心を擽るようなモノもでて
>来るもんです。ヲタク相手だけではニコンでもライカでもロクな商売にならな
>いのは見え見えですし...
ヲタクは新品を買わないのでまったく商売にならないでしょう。Gショックがい
くらはやってレア物にプレミア価格がつこうと、カシオにはまったく利益をもた
らしません。

日浦さんの
>>> ・・と思っていたら、以下のような記事がありました。
>>> http://www.geocities.com/f4sakusha/boringasakame.htm
>>> またヒマなときにでもご覧ください。
にある朝亀の記事がタイアップだったのかどうか私は知りません。