[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[nikomat 29314] Re: はじめまして



丹後屋す

いしいさん:

>>>それと、山崎のどの人が磨くのかによって、個人差もでてくるの
>>>
>>山崎さん本人と、息子さんだけじゃないかなぁ?
>>
> 
> 全国にお弟子さん達が散らばっている、とおっしゃってました。
> Pentacon6用のレンズをお願いしたときは、仙台にいるという
> 方が磨いてくれたそうです。
> 皿がなくても磨くことはできるのでしょうが、(見た目は綺麗に
> なる)写りは変わってしまう場合もあるようです。

私の例でいうと、第一面の傷(ま、eBayのアメリカ渡りの通例とおり、
無神経にゴリゴリ拭かれて傷だらけ。
したがって、日中のコントラスト高い被写体では、
輝度の差の大きい境界付近の輝度の低い方の側の描写がボワーと
なってこれは磨き直しということにしたのでした)
それでも室内の穏やか光線下の人物描写は実に繊細で、産毛や
衣服の毛羽立ちの描写、皮膚のテクスチャなど実によかった。

結果は、球面収差が大きく変化、とくに赤い光が大きく変わったようで

(もともと古いレンズだから、オルソパンあたりを対象にして設計されているとすると

 赤い光に対する収差は青いのに対するのに比べれば甘いのかもしれませんが
 時代は既にコダクロームは発売された後ですからね。そんなに酷いことは無い筈。)
直截に言ってしまえば、
赤い光に対しては写真レンズとは言えない描写に近いものになってしまいました。