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[nikomat 31290] Re:球面収差過剰補正レンズの開放描写について
日浦R@今日の仕事は終わりました (^^)
これから,宿で仕事仲間集まってビール片手に観戦です。
At 2002/06/04 13:50:55 SATO Yoshiyuki wrote:
> 表題レンズをなにも考えず、距離環無限固定、絞り開放で
> 遠くのものを写したとき、中心の描写の特性は?
> (手元にあるレンズの描写が思わしくないので、
> 一般論でどうだったかな、という質問です)
> すこし繰り出したときが無限描写としては良、なんてコメントも歓迎
過剰補正だと,レンズ周辺部を通ってくる光線はフィルムのさらに後ろに
像を結ぶことになります。レンズ周辺を通る光は相対的に多いので
(F1.4だと,F2から内と外で絶対量は同じ)ぼやっとすると思います。
過剰補正で収差曲線が縦軸からどんどん離れていくタイプだと,ピントの芯は
無限遠に残るかもしれません。ピントの芯がどこになるのか分からないタイプと
いうのもここに含まれると思います。ハロは多いでしょう。コンタックスの
プラナー85/1.4がそういうタイプですね。
曲線がどんどん離れず,一定の距離(収差量)でとどまるような場合は,
フィルムのさらに後ろの部分にピントの芯ができますから,少し繰り出した
ほうが描写は良くなるはずです。
先日OFFに持っていったスーパーアンギュロンR21/4も開放ではちょっと
後ろへ深度が深い感じなので,上記の部類(前者か)と推測しています。
F4では少しやわらかいが深度が深く使いやすく,F5.6ではカッチリ,という
感じですね。