[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[nikomat 33258] Re: 保険のこと.
こづかです。
> このあたりこそ,国がしっかりして欲しいのですが,どうも道路を作るような
> ことばかりが好きみたいで,困ったものです.
だからなんなんだ?って言いたくなるようなコラムなんですが…
小泉内閣メールマガジン 第59号 =========================== 2002/08/29
● 保険会社への期待(金融担当大臣 柳澤伯夫)
「お父さん、保険会社の人に生命保険に入るように勧められているんだけ
ど、入った方がいいの?」
「あなたが今不幸なことになっても、経済的に困る人いないヨ。だけど、
将来必ず入ることになると思ったら、今から入っておいた方がいいね。」
「あッ、そういうこと!?分りました。」
これは10年ばかり前、就職したばかりの娘と私の間で実際にした会話で
す。この会話で私は娘に「保険は、自分が働き盛りに死亡したとき、幼い子
供など、働き手を失って経済的に困る人への保障だ」ということを教えたつ
もりでした。
生命保険の本質はこういうことだと思いますが、国民の中の本当に沢山の
人が生命保険に入っている現実を見ますと、そこには日本人独特の人生観も
反映しているような気がします。保険に入る目的は具体的にはそれぞれでし
ょうが、一口で言えば、自分の人生の収支決算を恥ずかしくないようにして
おきたいという、自分の一生に対する健気な責任感のようなものだと思いま
す。
ところで、日本人が長寿になってくるに伴い、今度は長く生きることで家
族や社会に負担をかける危険が大きくなってきました。働かず収入のない年
月を長く過す危険、老いて身の回りのことも自分でできなくなる危険です。
私たちは、早死にして迷惑をかける危険と長生きして人の世話になる危険の
両方に備えなければならなくなったわけです。
ここから出て来る第一の問題は、従来型の保険に年金保険や介護保険が加
わりますから、私たちが元気に働いている間に掛けなければならない保険料
は昔より確実に多くならざるを得ないということです。また、年金と介護保
険は政府も国営でやってくれていますが、この公的年金には資金を将来の世
代の掛金に頼っている分が相当あり、将来の人口減が年金の減少に直結する
という二つ目の問題があります。
このように考えてくると、日本の民間保険会社にはもっともっと知恵を絞
ってもらい、自分の人生に責任を持とうとしている健気な日本人に対して、
生涯を通じてそうした生き方を保障する確かな保険をできる限り安い保険料
で提供してもらいたいものだと私は強く期待しているのです。
#一部引用はいいのかな?
SONY LSI Design Inc. Akihiro Kozuka E-mail:Akihiro.Kozuka@jp.sony.com