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[nikomat 34847] Genetics algorism (Re: The Works S3-2000)



やぁ、rin@NewFM2です。
> まごめです。
> 
> この件はいろいろと面白い話があります。
>   遺伝的アルゴリズムでは、像面にどれだけ焦点が小さくなるかと
>   ディスト-ションが少なくなるかだけを評価値にして、レンズの曲率と間隔を
>   ランダムに発生させては、評価によって、生き残りを決めて、次世代を生き残り
>   から発生させていきます。 (レンズ枚数は始めは固定で入れていたと思う)
>   日浦Rさんが書いたように全くゼロからのスタートでOK。
> 
>   そして、焦点距離・画角・(フィルムサイズ)を決めると、あら不思議。
> 
>   やはりゾナーになったよ! ホロゴンが出てきたよ!  となります。
> 
> これを光学設計の大御所がいる学会で発表したら、意見が真っ二つになったとか。
>   このようなのは設計ではないとの意見と、すばらしいという意見ですね。
生き残りのパラメータを次世代にどのように継承させるかによって、
単なる乱数検索(→設計ではない)と
有効な数値設定アルゴリズム(→すばらしい)に
なりそうです。
#しかし、コンピュータチェス等もそこからの対戦を分岐を検索して評価によって
#敗戦パターンを消していくんで、同じような物か...
それこそ、SETIみたいに、PCの空き時間に計算させるプログラムを作って、
Nikon社内のPC全てで計算させると新設計が発見できるかも(^^;)

> #レンズの自動設計はそれぞれのソフトメーカでやっていて、遺伝的アルゴリズムを
>  使うようなグローバル探索ではなく、ローカル探索に力をいれています。
>  (それが実用的であるからっす。)
たしか、この学会の後だと思いますが、
広角レンズの設計はまだまだ、改良や新設計の余地があると言う話を、
学会の出席者から仕入れてきたような話を当時yd祠から聞きました。
まだ、APSサイズ一眼レフの台頭による超広角レンズが色々出る前の話です。
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