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[nikomat 36187] Re:とうとう此処まで



ひうらっす.

長文堂さま:
>ぶ。目玉のフォーカシングとピンあわせは極めて微妙、距離環は回すではな
>く”触る”感じ。ボディのたわみでピントが変わる程度かも。ステンレスの

新品のハッセルにジッツオの三脚,そしてスーパーアクロマートを託され,
被写体は和服に着飾った,しかしじっと止まってはくれない娘さん.
そして「この写真,いいのを選んで年賀状にするからなウッシッシ」と
試練を与える弟.昨年の七五三の風景ですが :-)

なんて悪いやつでしょう.
・・・仕上がりを見て「これはちょっと前ピンやなあ」などと :-)

>及ばない。ピントを僅かにずらすと青滲み・赤滲みどころか滲み(=ボケ)
>に色の偏りすら出ない。先週デモに来たライカ(=ウィルド≠ウエッツラー)
>製250萬円アポ実体顕微鏡より色収差が少ない。

これ大きいんですよね,そんな性能は要らんと思われがちですが,実際,
特にこの時期に葉の無い木々などを逆光で撮った時なんかは,どうしても
空の明るい部分が枝のほうへ染み出してきますが,このときの色収差で
どうしても僅かながら色が出るんですよね.

無収差であれば,空の部分は飛んでしまうし,枝の部分は潰れるので,
無彩色のはずなんですが,どうしてもそうはいかない.
確かにSAはそのへんがすばらしく,夕景に浮かぶクレーンのシルエット
なども見せられましたが,写真もそりゃ見事なものでした.

こういう事実を見ると,やはり風景にもマイクロニッコール(これも
色収差が少なくてこういう条件でのすっきり感は別格)を使わねば,
と思うのですが,・・・・

長文堂氏のところへ旅立っていきましたが,今思えば,機会があれば一度
星を撮影してみたかった気もします.

>#鏡面研磨したステン・鉄・ニッケル・クロム・コバルト・・・の色の違い
>#を出せるかも。。。。。でも、最短3mじゃぁ。。。

こういう,金属の表面仕上げのような,ハイコントラストでぎらぎらしたもの
には絶対いいでしょうね.ただ,寄れないし,寄ったときの性能は未知数
ですから・・・

弟も書いていましたが,ショット社で偶発的に出来る「特殊な性質を持つ
ガラス」を元に,ガラス毎に個別設計して生産されるレンズだそうで,
最近ではこの手のレンズにはTPP(テレフォトパワーパック)の 300/2.8
がありますね. これも,恐ろしく良い(そして高い)そうです.
マスターレンズと1対1対応でチューニングが取られた専用の 1.7x の
テレコンが付属するそうです(ちょっと,往年のニッコール 300/2 を
彷彿とさせますな).