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[nikomat 37219] Re: radiance maps



ひうらっす.

名古屋のミニオフは盛り上がったようですね,
大西さんの木箱入りのブツってなんだろうかと,気になっています..

新しく,泉さんが登録されたとのことで,
ますますMLの世代の幅が広がって楽しみです.
(MLの登録が確認できなかったのですが,既にたくさんのフォローが
 付いていますが,届いていますか?念のためこのメールを cc: して
 おきます.)

さて

すぎやまさん:
>あと、デジカメの話題が多かったですが、
>いろいろ楽しめるのがいいという結論になりました。
>
>そのひとつがradiance mapです(まだ試していない)。
>http://www.debevec.org/Research/HDR/
>簡単に言えばラチチュードの幅の広い被写体を露出を変えて何枚か撮影し
>それを合成して1枚の画像にするのです。

この手の,擬似的にラチチュードを広げるテクニックは画像計測関係では
昔から良くやられてきた手なのですが,一般向けのツールも出てきたと
いうことですね.

画像計測関係だと,如何に正確に露出をずらすか(たいていは,絞りより
電子シャッターの速度のほうが正確)ということと,画像のガンマ特性などの
非線形性(入ってきた光の量に対して,信号レベルが比例するかどうか)
というような部分が結構大きく響いてくるのですが,見た目にラチチュードが
圧縮された画像を作るだけなら,それなりにいい加減でもうまくいくように思います.
(露出の違う画像を単にすべて足し合わせるだけでも,まあ,それなりに見える)

うちの研究室には照明環境再現装置がいくつかあって,上記のサイトと同様に
照明条件の計測もやっているのですが,こういうことをするには照明そのものを
飛ばさずに,間接光も取り込む必要があるので,この手の手法を拡張した手法を
使っています.

サンヨーのデジカメ(DSC-MZ1 以降)には,連続して2ショット,露出を大きく
変えて撮影して,自動的に合成してくれる機能がありますが
(ワイドレンジショットという機能,
 http://www.sanyo.co.jp/DSC/series/MZ1/fine1.html です)
結構使いものになりました.この機種は電池が持たないので,売って
しまいましたが..

ところで,
紹介されたサイトには SIGGRAPH の論文がいくつも引いてありますが,私もこの
夏の会議には初めて原稿を出しました.一応,通っていて発表予定になって
いるのですが,大学院入試等の業務が多くてほんとにいけるのか?不安です..

他の会議に比べて SIGGRAPH は知名度や評価(引用率)が段違いですので,
最近は CG よりも画像計測とかVR関係の発表がとても多く,(私も含め?)
たくさんの研究者がそちらに流れていっています...

では