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[nikomat 37725] Re: Re:[京都嵐山OFF]詳細情報



丹後屋す

井桁さん:

> 麺の食感やかおりを楽しむ、ざるそばや、さぬきうどんのようなものと
> ちがって、スープの具として麺がある掛け系は、おいしさがおだやか、というか、
> キョーレツな印象とおいしさというものがつながりにくいように思います。
> だから、気合いれて食いにいくと、なんだか肩透かしされたような気がしたりも
> します。ほっとするおいしさというか普通のおいしさというか。

味のダイナミックレンジが狭いというか、プロの味とプロ風の味が非常に近い。
近いけれど、越えるのがひどく難しい一線があるような気がします。

なんか写真に似ているなあ、、、

> 蕎麦にも、食としての歴史と、嗜好品としての流れと両方あるわけですが、
> 京都の蕎麦屋と、東京の蕎麦屋だと、対照的な流れの先にあるんじゃないかなあ、
> って気がします。

晦庵河道屋のザル蕎麦と松屋のザル蕎麦、蕎麦の感触は随分違いますが、
食べていると、いつのまにか
その対照的な流れの先で、繋がっている気がします。
一点コンパクト化だな。そばの世界も狭い。

> 京都ってきれいか?っていつもおもいます。
> だいたい、何を歴史ていうのか、ってのもありますが。
> 洛中はみんなやけてて町並みはせいぜい江戸だしね。

50年代に作られた大映の映画や、
NHKアーカイブで再放送された画像を見てると
綺麗な町並だと思いまっせ。

ああ、でも映画もNHKでも、見たのは西陣の甍だったかかも。

> 平安神宮とか京都タワーとかキッチュなものもそれはそれ
> 歴史となっていくんでしょうね。

小松左京のショートショートにそんなのがありましたっけ。
外国風のケバケバしい街並みがつくられているのを嘆く村の古老が主人公
彼の目の前に広がるのは、唐様の丹塗りの平城京っす。