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[nikomat 39009] Re: LBCAST



ひうらっす.

> > この辺が面白いです。やはり改良CMOS?
>
>電界効果トランジスタ(FET)という増幅素子がありまして,これは
>接合型(JFET,Jはjunction)というものと,金属酸化膜で絶縁してある
>(だから,Metal Oxide Semiconductor,MOS)の2種類に大別されます。
>
>で,ニコンのものはJFETを使っていますので決してCMOS方式ではない
>のですが逆にいいますとそれ以外の点についてはCMOSに近いという
>ことで,類似の素子という認識でいいのではないでしょうか。

なんとなく,無線機とかいじっていた感覚から言うと
「JFET = 高感度,ノイズ少ない」
「MOS  = 高出力,ノンリニア,豪快」
っていうようなイメージが・・・

私がいじっていたころの無線機ですと,たいてい,受信回路の最初の
トランジスタは JFET なんですよね.で,MOS は電源回路とか,
大出力の送信機の最終段という感じ..
今はどうなのかな.衛星放送の受信回路とかも GaAs JFET のような
気がするのですが.

というのはおいといて

ニコンの発表資料の図を見ると,センサのすぐそばの,露光信号の
ΦTG が MOS の構造をしているし,他にも使われているようなので,
JFET が使われていても MOS でもある,ということになるんでしょうかね.
一般に MOS 型というのは通常の半導体プロセスにそのまま載せやすく,
CCD は特殊なプロセスということが言われていたので,まあ,
大別すると MOS のような性格(他の回路を混載しやすいとか)は
あるのでしょう.

CMOS というと,これは MOS のうちでも,P型とN型の両方が基板上に
混在しているということなので,ニコンのものが CMOS かつ
JFET 採用(つまり3種類の FET が使われている)ということに
なるのかもしれません.