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[nikomat 44525] Re: Gタイプ
ひうらっす.
自前Gタイプ改良を以下のところに置きました.
汚い工作ですけど十分です ^^;
http://shinsaku.homeip.net/priv/camera/g-type/
妻が子供を撮るのに使っている,なぜか貰い物のミノルタ α-7xi が
あるんですが,これを明日亮太に召し上げられてしまうことになり,
妻には代わりにこの組み合わせ(F-601QD と 28-80mmG)で渡すことに
しています.
昨年夏には海外出張で FG + 28-80mmG の軽量セットで持って
行きましたが悪くありませんでした :-)
土偶さん:
> ニコンがAi化を打ち出してから、Dレンズまでずっと、ニコンのレンズであ
>ればPCやメディカルなどの特殊レンズを除いて、必ずAiレンズでしたが、G
>レンズになって、その原理原則がなくなっちゃいましたね。
> その代わり、F5以降のAFボディしか使わない人には、セットミスなどの失
>敗もなくなり、コンパクトかも図られ、至って快適なんですが、こういうのって
>痛し痒しというか、まあ、ニコンとしても辛いところなのかもしれません。
いや,そういうことじゃないんです.
是非はともかくとして絞りリングがないというのはGタイプレンズそのものの
最も重要な仕様ですから,それは認めるとして,では,Gタイプレンズは
「絞りリングを絞り切って固定したDタイプのレンズと等価であるかどうか」
というところが問題になっているわけですね.
セットミスとかコンパクト化(内部の機構の単純化など)とは別の話なんです.
単なる小さな(2mm 角程度の)突起をレンズ鏡筒のマウント脇に付ける
(動く必要は無く,固定されていればいい)だけの話なんですね.
これがあるからといってコスト増になるようなものでもなく,また
新しいボディを使っている人に不便になるようなものでもないんですね.
Dタイプレンズを絞り切って固定したままでも,ボディにレンズを付けると,
絞りの位置を検出するボディ側のレバー(Ai連動レバー)がいっぱいまで
回転させられるわけですが,Gタイプレンズではこのレンズ側のAi連動
爪に相当する突起がない「だけ」で,他はこれと同じ動作をするわけです.
するとボディによっては「絞りが絞り込まれた状態にセットされていない」
と勘違い?して,エラー表示をするものや,プログラム露出で使えて
しかるべきところうまく動かない,ということになります.
たとえばFGやFAですとGタイプレンズを付けてAi連動レバーを
絞り込んだ状態まで回転させておけば,PやSのモードで使えますし,
また F-601 や F-501 でも同様にPとSのモードで使えます.
F4 や F90, F-801 などは絞りが回っていなくてもCPU接点から
Gタイプレンズであるということが伝達され,絞りリングが回されて
いなくてもエラーにならないように動作するのですが,最初のAF機の
F-501 はともかく,F4 以降の機種である F-601 でダメ(なおかつ
なぜか F-601M ではOK)というのは,これまた,なんというか,
おそらくコーディング上の問題なんだろうなと思いますが.
加えてMFのPモード機(FG, FA, F-301)のことも考えるのだったら
爪だけでもつければいいのに.爪がないから,ニコンの表
http://www.nikon-image.com/jpn/fi_cs/combination/
も「なぜ?」ということになるわけです(爪があれば F-601 は
例外扱いされなくて済むのに.)
> FG、FAの場合は、「瞬間絞り込み測光」って方式が、関係して
> いるんだと思いますよ。ファインダー内表示値と、実際の露光は
> 違っていてでも、とにかく適正露出になるってやつですね。
そうであればいいのですが,実際には FG では,絞りリングが
回されていないと判定すると,絞り駆動レバーのストロークを小さく
してしまい,開放あたりでしか制御しなくなってしまいます.
ですから適正露出にはなるのですが,明るい時も絞り込まれず,
シャッター速度が適正範囲外になってしまったりする恐れがあります.
(他には,FAで,Sモードだと,サイバーネーション機能で
開放絞りに設定されているとボディが判定してしまう.実際の動作は
未確認)
> 同様の仕組みが、ミノルタXDにもあったような記憶があります。
> ただ、そのせいで、レリーズタイムラグが大きいので、シャキーンと切れるシ
>ャッターを想像していると、ズレが生じますね。
まあ,相対的にはそうなんですが,別に最近のカメラと比べて遅いわけじゃ
ないですよ.最近のカメラはミラーの駆動にスプリングにチャージした動力を
使うのではなく,直接モーターで動かすのがありますね.
これはコニカ FS-1 などで始まった方法ですが,ミラーを下げるのにバネを
使わずにモーターで下げるので少しゆっくりとしたミラーの動きになります.
ですが最近は下げるときだけでなく上げるときもモーターでやる機種があって,
これはミラーの動きがモッサリします.ニコンでも廉価版の機種はそうなって
いるんじゃないかと思います(実際のところは分からないが).
こういうのに比べると動きそのものが速いので,絞りの駆動とミラーの駆動を
順に行っているからといってそれほど遅いわけじゃないですね.もちろん,
当時のカメラや現在の最新機種に比べると遅いですが.
(これを言い出すとRFを使わなければならないということになる.)
特にFGよりFAは速くなってます.
>>#もしGタイプレンズにAi連動ピンがあれば
>
> きっとそういう議論はあったと思いますが、D1の開発とともに、ニコン社内
>で、もはや機械式連動の時代ではない、との結論に達したのだと思います。
> 昔のボディも今のボディも昔のレンズも今のレンズも使っている身としては、
>すべてが相互乗り入れできれば嬉しいんですけど、そういうのって、難しいんで
>しょうね、きっと。
そういう風に技術的な細部に目をやらずに受け入れてしまえばいいのかも
しれませんけど,簡単にできた筈のことをせずにことを難しくしている,
昔のニコンのように慎重にことを進めていないのではないか,
という気がしますね.これと,フラッシュの1件をあわせて見ると.
まあ,私が書いているのは,「きっと」と想像外のこととして突き放して
しまわずにモノを見て使えるものは使えるようにしてしまおうということで,
お許しください.