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[nikomat 44795] Re: 中判マクロ
From: 井桁さん <igeta@will.brl.ntt.co.jp>
Subject: [nikomat 44791] Re: 中判マクロ
Date: Wed, 12 May 2004 19:04:49 +0900
> > マクロ域だと 35mm or デジタルが便利 && 十分な画質な気がしていますが、
> > どうなんでしょう。
>
> これは、どうしてでしょうか?
> そもそも、画質的は追求できない世界だから、っていう前提があります?
> 超望遠の世界といっしょで、でかくしたい、っていう要求とバランスしたところ
> になるから、版の絶対的サイズは効かないのかも?
より緻密な描写をしたいという立場で、ある程度以上シャッター速度を速くし
なければ撮れない対象を撮るというのをイメージしています。
感覚的なものなのですし、撮影対象にも依るとは思いますが、マクロ撮影では
(超望遠でもですが)主被写体は十分に大きくなっていて、判が大きい時に有利
な風景の細かい、たとえば木の葉の一つ一つが解像しているといった世界、と
は違うのかなと思うからです。大きい被写体が(描写が多少滑らかさや緻密さ
で劣っていても)十分な力を持っているというか、判が大きいのは少し離れて
周りも入れた精密描写が得意なのではといった印象をもっているといったらい
いでしょうか。
技術的にも、被写界深度の問題があって、判が小さい方がシャッター速度をか
せいで被写界深度をとる(細部を出す)のは楽ですよね。
それと撮影倍率が同じなら、フィルム上で占める面積は同じなので、かえって
フィルム上を占める割合では下がります。占める割合を同じにしようとすると
倍率を上げないといけないです。
判が大きい方がグラデーションがきれい、肌が滑らか、被写界深度が浅いといっ
た理由で使いたいなら、上の話はずれます。
光永@兵庫県 三田市