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[nikomat:03475] monopod
ひうら@きょうだいです。
> 私が実際に見たことの ある使い方は、以下の3つです。
> (1) サッカー競技場の コーナーの外で、望遠レンズのトライポッド
> マウントに一脚を付け(カメラのほうはフリー)て撮っている
> プロカメラマン。ボールを避け易さや 移動の容易性が 重要み
> たいでした。手持ちよりは安定するでしょうし。
一脚って、振動を押さえる効果はかなり高いんでしょうね。カメラの
ピッチング方向(レンズを上下方向に揺する方向)の回転と、光軸
回りの回転には効果がありそうですね。その割に移動/フレーミング
は楽だし。ヨー方向、つまりパン方向は押さえられないですけど。
で、この「ヨー方向」なんですけれど、僕が見たことがあるのでは、
サーキットで流し撮りするのに使っているのがあります。たしかに
理論的には良さそうなのですが・・
よっぽどうまく長さを調整したり、体と軸を合わせたりしないと、
カメラを振る動作が妙に一脚に制限されてしまって、コースと平行に
カメラを振ることが出来ず、斜めに流したりしてしまいがちなようで、
サーキットわきでうんうん苦労している人をよく見掛けます。
そもそもファインダを覗きながらカメラを振ると、カメラはおおよそ
人の頭の回転軸を中心に運動するわけで、一脚を取りつけているカメ
ラ・レンズの三脚取りつけ穴は円運動をしているわけですから、一脚
を地面のどこにつくか?というのが重要なようです。いろいろ考えて
みると、広げた足と足の間、つまり頭の回転軸と地面の交点につくの
がいいんだろうとは思うんですが・・で、これをやるには、一脚には
ボールヘッドをつけておく必要がありますね。あと、十分な長さのも
のである必要がある。
で、私はといえば、いまだ「ちゃんとした三脚」を持っていないので、
一脚には手を出せずにいます。
ちなみに、サーキットわきで見掛ける、プロと思しき方々の「効果的
な使い方」のひとつは、400mm級以上の超望遠レンズとカメラのセット
を一脚につけて、一脚を伸ばしたまま肩にかついで移動する(つまり、
レンズの三脚穴のところを肩に当てる)方法です。たいていの場合、
上空には EOS が舞っていて、重いレンズの前玉の方が背後にぶら下がっ
ています ^^;;;
ちなみにこんなレンズで流し撮りする人ほとんどいませんし、派手に
流し撮りしている人はほとんどアマチュアらしき人です。だから一脚
が流し撮りに有効かどうか?というのは分かりません。
#一脚の欠点:一般人にとって、三脚は「記念撮影のための道具」なの
#で、自立が出来ない一脚を持っていても概念を理解してもらえず、無
#用の長物扱いされること。
--- 日浦 慎作 Shinsaku HIURA ---
--- 京都大学 工学部 電子通信工学専攻 ---
--- 松山研 リサーチ・アソシエイト ---
http://vision.kuee.kyoto-u.ac.jp/~shinsaku