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[nikomat:04463] Re: parallax correcction



よしだ@ないこん  です。

In message <8463.868328699@bve27.vsp.cpg.sony.co.jp>
  "yutaka@vsp.cpg.sony.co.jp (SAITO Yutaka)" wrote:
 > SLRだと、そういうの出ないじゃないですか。初めて自分のSLR望遠レンズ
 > (85/1.8 Ai'ed を 93/11に買ったとき。すごく最近でしょ?:)を
 > 覗いたとき、M3 + 90mm の時と違って、部分的に大きく見えたのには
 > とても感動したんですが、ブライトフレームが無いのでなにか非常に
 > 落ち着きませんでした ^_^;
 > 
 > 私の場合たまたまなのかもしれませんが、これがあると、画角が
 > 身に付きやすいんじゃないかなあ。 美術のデッサンで、デスケルD
 > (今あるのかどうか知りませんが)を使うのとにていますよね。

画角とか画面構成を考える時には良いと思います。
「四季の写真」とか「風景写真」でも、フレーミングの仕方を
云々しているところで、広域を撮っておき、その中で此処をフ
レーミングするのだ!というときに、分かり易いですよね。

しかし、その一方で、出来上がり写真と、そのフレーム付き広域
写真とを比べると これまた雰囲気が全然違います。
最初のフレーミングの段階ではブレイトフレームっぽいことを
やるいんですが、詰めの段階では フレームアウトされた空間って
フレーム内の像からの余韻ですよね。それを見極める時にフレーム
外の「本当の像」があると却って煩わしく、ときには邪魔になります。

SLRだと、指で大まかなフレーミングを決めてからレンズ交換とか
カメラを構える作業に移ることが多くなります。
レンズ一本勝負のときは、装着レンズのフレーム像を空中像として
見ている感じになります。

キャノンPの場合、眼鏡使用の私には、35mmの枠がギリギリ見える
程度なんです。でも等倍だから、ブライトフレームっぽさを出す時は
両目、詰める時は片目 という手順にすることで 使い易くなってます。

Mamiya6の場合、広角は良いのですが 75mmだと まだまだ鍛練不足の
ようで、フレーム外の像が詰めの段階においても何となく見えてしま
います。徐々に見えなく(不感に)なってきましたから、鍛練なんで
しょうね。でも 150mmは 周囲のほうが沢山見えるので まだまだ気に
なって 気持ち悪いなぁ。 



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 吉田幸司  Dr.Eng. 1960.03.26生♂ Rh+O (株)ニコン 精機第3設計部
 e-mail:yd@nikongw.nikon.co.jp                   第3システムGr.
 tel:03-3773-8502    fax:03-3775-9042            知能システムR&D室